至高の音楽 クラシック永遠の名曲

百田尚樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569816036
ISBN 10 : 4569816037
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
221p;21

内容詳細

『永遠の0』で大ブレイク中の著者が、こよなく愛するクラッシック音楽の名盤を、熱い想いで紹介するCD付エッセイ集。胸を打つ1冊。

19歳のときにクラシック音楽にめざめて以来、ほぼ毎日クラシックを聴いている作家百田尚樹が、ベートーヴェン「運命」、チャイコフスキー「白鳥の湖」などの不朽の名曲や、『永遠の0』『海賊とよばれた男』を執筆中に聴いていた曲など計26曲を紹介。クラシック初心者にとっては最高の入門書であり、ファンにとっては百田節にのせられて夢中になって読めるクラシックエッセイ集である。

また、本書で紹介する「聴きどころ」だけを集めたCDを付録として添付。百田さんが「最高に贅沢な一枚」と断言する特別編集盤である。

【本書で紹介する楽曲】
◎モーツァルト「魔笛」――悲しみを突き抜けたような不思議な世界 
◎ヴァーグナー「ヴァルキューレ」――新手法「ライトモティーフ」の麻薬的な魅力 
◎ベートーヴェン「第5交響曲」――「文学は音楽に敵わない」と思わされる瞬間 
◎ブラームス「第1交響曲」――なぜ完成までに21年もかかったのか

【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年大阪生まれ。同志社大学中退。人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家となる。2006年、『永遠の0』(太田出版)で小説家デビュー。2013年、『海賊とよばれた男』(講談社)で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本を手に取る直接のきっかけは付属のサ...

投稿日:2021/04/10 (土)

この本を手に取る直接のきっかけは付属のサンプラーCDだ。日頃からクラシック音楽の良い演奏及び良い録音のCDを集めている自分にとって格好のCDだった。しかし巻末に記載された演奏者を見ると、ベートーベンの英雄や第九、モーツアルトの魔笛などオーケストラ曲はショルティ指揮の演奏が多く、最初はガッカリした。というのも、クラシック音楽を聴き始めた数十年前から、今となっては偏向音楽評論家といえる宇〇功〇の「ショルティは中身がない。ショルティの音楽は精神性が乏しい」等のショルティを不当に貶めた評論にすっかり影響された自分は長年に亘ってショルティの演奏を聴かずに過ごしてきた。ところがその後、シカゴのメディナ・テンプルや、イリノイ州立大学クラナートセンターで録音されたショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏を聴くと、録音の良さもあって、素晴らしい演奏に何度も触れてきた。従って、この本の内容は勿論、ショルティ指揮シカゴ交響楽団をはじめ、モノラル録音であるフルトベングラーの運命や第九などをCD収録して、演奏の素晴らしさを自信をもって説明していることからも、百田氏の音楽評論は傾聴に値すると思う。

snk さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    「この名曲が凄すぎる」の印象がよかったのでそれに引き続いての読書です。こちらのほうが曲数が多くいろいろな意味で楽しめました。クラシック初体験が「エロイカ」だったのですね。そのほかさまざまな曲が紹介されていますがどうも同じ曲のCDを何枚も所蔵されているような気がします。それとカラヤンがかなりお好きなようです。私もゴールドベルク変奏曲は数十枚持っていて楽しんでいます。

  • きりこ さん

    クラシックの造詣が深い百田さんの想いがほとばしるような素晴らしい音楽エッセイです。ライナーノーツのような難しい解説ではなくて、素人にも分りやすい説明で百田さんセレクトの楽曲を紹介しています。それぞれ聴き所を抜粋してCDに収録されています。作曲者について、その時代背景や百田さんの解釈。お薦め盤も。ポリフォニー・体位法の最高峰と呼ばれるゴールドベルク変奏曲やピアニストの旧約聖書と言われる平均律クラヴィーア曲集全48曲を久しぶりに聴いてみると、あらためてバッハの偉大さを実感せずにいられません。続く→

  • たかしくん。 さん

    「あらっ、百田さんって本当にクラシック音楽好きだったのですね!」と素直に思いました。幅広い知識と経験に裏打ちされた氏が、ブルックナーを「常に失笑を買う滑稽な変人」と評し、パガニーニを「悪魔に魂を売り渡した」と例える部分等は、著者らしい表現で「上手いなあ」と言わざるを得ません。勉強になりました。

  • ジョンノレン さん

    著者の歴史や政治に関わる見解については正直少し距離を置きたいところだが、クラシックについて熱く語ったこの本については全面的に賛意を送りたい。初心者とマニア両睨みで書いた由。熱くなりがちながら押さえるべき核心と語るべきポイントを外さずバランス良く書かれていて、両睨みの趣旨が実現されている。導入本として最適かも。個人的には大好きなリヒャルト・シュトラウスの高評価と「英雄の生涯」採用に我が意を得たり。それからブラームスの交響曲1番がある種悲惨な作品である事や、バッハの位置付け等もしっかり書かれていてお見事。

  • よむよむ さん

    返却日に追われてざっとしか読めませんでした。26曲はどれも大好きだよん。もう一度借りて、今度はじっくり読んでみよう。

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人物・団体紹介

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百田尚樹

日本保守党代表/創設者。昭和31(1956)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部中退。テレビの放送作家として『探偵!ナイトスクープ』等の番組構成を数多く手掛ける。平成18(2006)年、50歳のときに『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』で第10回「本屋大賞」を受賞。平成23年頃から、政治論

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