夢を売る男 幻冬舎文庫

百田尚樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344423190
ISBN 10 : 4344423194
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
315p;16

内容詳細

輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人のいびつな欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。

【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年大阪府生まれ。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」などの番組で活躍後、2006年に『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。13年には『海賊とよばれた男』で第一〇回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • にいにい さん

    出版業界の現実がこれでもかと暴露されている。また、人間の自惚れ・承認欲の深さとそれを商売に結びつける強かさを感じる。でも、牛河原部長の本に対する本当の思いを匂わすことで、いい話的な落ちで止めたのかな?本を出版することで、自分の存在価値を誇示したい人々、ジョイント・プレス方式で、金儲けと夢を叶える満足感を売る商売。ユーモアあふれる軽いブラックコメディー的な物語。サラッと読める一冊。もっと徹底的に出版界を敵にまわすかと思ったけど、、、、

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    出版不況の中、一時話題になった自費出版。 その内幕をリアルに描いている。アマチュアの著者の心理をくすぐり費用を捻出させる牛河原の巧みな話術。詐欺まがいの商法にどこが夢を売る男かと思っていたが。読み進めるうちに牛河原の出版に対する矜持も垣間見れた。大好きな小説が廃れるのはおそろしい。

  • 昂 ふたたび さん

    「金儲けには楽な道はない」痛快、牛河原劇場でした。最初、自費出版詐欺の大将かと想いきゃ、相手の状況を手玉に取るトークはお見事、引き込まれました。また、出版業界と作家の諸事情を楽しめました。牛河原さん、夢を売る男でした。私もいつか、自分史書こう。本にはしないけど。

  • あすなろ さん

    俺達は夢を売っているんだ。いや、この仕事は時折、夢を食い物にしている気がするのです。自費出版の応用で詐欺まがいのジョイント・プレスを売り込む。そんなあらすじ。しかし、この作品に百田氏は、痛烈に出版業界と読者に肘鉄を加えている。ご覧下さい、出版業界も読書家の一部もこんな体たらくですよ、と。ナカナカ描き得ないであろうシニカルな面白い作品だった。僕もそこのあなたも、一冊ぐらいは本を書けると思っているでしょ?そこからこの痛烈にシニカルな物語は始まります。

  • マ・クベ さん

    悪人のように思える編集長!しかし、そこにも正義があり、被害者にも正義がある!騙す方にも正義があり!騙される方にも正義がある。いろんな事がありますね!

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人物・団体紹介

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百田尚樹

日本保守党代表/創設者。昭和31(1956)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部中退。テレビの放送作家として『探偵!ナイトスクープ』等の番組構成を数多く手掛ける。平成18(2006)年、50歳のときに『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』で第10回「本屋大賞」を受賞。平成23年頃から、政治論

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