下鴨アンティーク 雪花の約束 集英社オレンジ文庫

白川紺子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086801102
ISBN 10 : 4086801108
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
262p;16

内容詳細

京都、下鴨――。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訊ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に、その糸は切れてしまい……? 古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。


【著者紹介】
白川紺子 : 三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    シリーズ5作目。赤い糸が切れてしまった着物の持ち主とその孫の恋、真っ赤に染まってしまう紅葉柄の着物にまつわる母と子の思い、雪を降らせる雪華文の着物に込められた父と母の互いを思う気持ち。いくつかの着物の謎に取り組むなかでギクシャクしてた鹿乃と慧の関係が少し前向きに変わりそうな感じで続きが楽しみ。それはそうと…高校生だった良鷹が陶器の子犬に出会ったことで鹿乃とともに遭遇した事件のお話に出てくるお兄ちゃん大好きなちっちゃい鹿乃が可愛すぎる。

  • SJW さん

    今回も4つのエピソードで楽しませてくれる。1つ目の「星の糸」の話は星座の話、ギリシャ神話、赤い糸で構成されていて着物の持ち主の孫の恋の話に発展する。2つ目は「赤ずきんをさがして」では、赤ずきんの他に桃太郎、鬼退治が絡み、亡くなっている持ち主の子の蟠りを解決する。3つ目は「雪花の約束」で、雪の結晶の文様の着物に纏わる話。母が誂えた雪の結晶の着物を誤解により遠ざけていたが、鹿乃により誤解が溶ける。4つ目は「子犬と魔女のワルツ」では子犬の形をした書道に使う水滴(水差し)が幼稚園児の鹿乃と良鷹に助けを求め、(続)

  • ひさか さん

    2016年12月集英社オレンジ文庫刊。シリーズ5作目。4つの連作短編。主人公の鹿乃や、登場人物達の気どらない京ことばが、面白くて楽しい。

  • ううち さん

    第5弾。相変わらず素敵な着物と美味しそうなご飯が魅了的なシリーズ。鹿乃ちゃんが少しづつ自分のやり方で解決するようになってきたのかな。 小さい頃の鹿乃ちゃんと良鷹さんのお話がとっても可愛らしくてほのぼの。慧ちゃん腹をくくれ。

  • 七色一味 さん

    読破。最後の「子犬と魔女のワルツ」が良かった。無愛想で何考えてるかわからん良鷹だけど、時々主役はった短編が掲載されていて、そのなかではいい味出してて好きです。あとこの巻では「思うに、運命の赤い糸というのは、切れてからが本番なのだ。」が印象に残った言葉です。逆説的でさぁこれからじたばたどたばた足掻くぞ!的な感じもあって(笑)そして毎回思うんですが、京都の、地理学的地史学的教養が欲しい!オススメです

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人物・団体紹介

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白川紺子

三重県出身。同志社大学文学部卒業。2011年に「サカナ日和」で第154回Cobalt短編小説新人賞に入選後、「嘘つきな五月女王」で2012年度ロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ〜五月祭の求婚〜』で’13年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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