消え行く少女 後編

白土三平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778031145
ISBN 10 : 4778031148
フォーマット
発行年月
2009年04月
日本
追加情報
:
19cm,128p

商品説明

原爆の悲劇を正面から問う漫画史に残る傑作。

 1959年に日本漫画社から上下2冊で刊行された長編少女漫画。被爆者と少数弱者が主人公となった社会派の問題作で少女漫画史に残る異色作であり、いまこそ読まれるべき作品です。
広島で被爆した雪子とその母。母親を後遺症で失った雪子は、極貧となり、流浪の日々を余儀なくされ、転々とした先の村民からも排斥される。前編につづき、悲運の雪子が謎の山男に救われて、つかのまの幸せをとりもどすのだったが…。戦後十数年を経て平和とは何かなど、さまざまな社会問題を扱っています。著者の問題意識がストレートに込められた、全キャリアのなかでも異色の現代劇といえる作品です。

内容詳細

1959年に日本漫画社から上下2冊で刊行された長編少女漫画。被爆者と少数弱者が主人公となった社会派の問題作。著者の問題意識がストレートに込められた、全キャリアのなかでも異色の現代劇といえる作品。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Vakira さん

    白土三平さん 哀悼読書第2弾は後編。最初の数ページ、前編のあらすじに使われているところが、いかにも古めかしくいいです。被爆し、身寄りのない少女。ガキどもからは乞食扱い、石を投げられる。そんなところ山に住んでいる今で言うとホームレスに救われる。風貌は怖いが優しい男性。実はこの男、韓国人。日本人に妻子を殺され、日本に連れてこられ強制労働。炭鉱労働の災害時に逃げ出して来たのだ。家無し、家族なしの少女と妻子を奪われた男。やっと一時の幸せな生活が始まる。これで終われば気持ちいいのだが作者はそうはさせない。

  • テーブルジョークの得意な寺 さん

    白土三平の昭和34年の難病少女漫画後編。原爆を扱った漫画としてはかなり早いものらしい。前巻で知らない農村に流れ着いた雪子は、地元の子供達に差別用語で石をもて虐められる。逃げて倒れた雪子を救ったのは原始人の様な謎の山男。人里離れた洞窟に住むこの山男は、日本軍による侵略と強制連行で働かされていた炭鉱から逃げ出した朝鮮人・李貴道だった。雪子から終戦を知り喜ぶ貴道。二人は親子の様に幸せに暮らすが、強制送還により貴道は無理矢理祖国に送られる。船から逃げた貴道を待っていたのは雪子の死であった。解説は佐藤優。

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人物・団体紹介

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白土三平

1932(昭和7)年、画家・岡本唐貴の長男として、東京に生まれる。本名、岡本登。幼少期より油絵を学び、紙芝居の制作に携わったあと、1957年、貸本漫画『こがらし剣士』で漫画家デビューする。1963年、『シートン動物記』により講談社児童まんが賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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