失敗学のすすめ 講談社文庫

畑村洋太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062747592
ISBN 10 : 4062747596
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
15cm,301p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    なんだかトヨタ本を読んでるような感じでした。すると、トヨタでは既に失敗学が知識として浸透し機能しているのではないか、とも思ったりもします(しているのでしょうね)。それはよいとして、”失敗”がネガティヴなものとして認識されるのであれば、”悲しみ”等と同様に上手に付き合っいくことが肝要なのではないかと思いました(言うのは簡単ですけど・・・)。”失敗”への再認識ができたのが本書からの収穫でした。

  • ehirano1 さん

    再読。”客観的失敗情報”は役に立たない!主観的失敗情報の方が大切”、という著者の指摘には呻りました。確かにそこ(本人がその時どう考えていたか、どのように思っていたか、どんな気持ちだったのか)に”本質”がありますよね。というのも、大体のケースにおいて「マニュアルどうりにやったのに・・・」、「いつもはうまくいくのに・・・」という言は残念ながらよく聞く話ですし、主観はなかなか数値化できませんので。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    世界の三大失敗。タコマ橋の崩壊、コメット飛行機の墜落、リバティー船の沈没。これらは人類に新たな課題を与え、それと向き合うことで我々はさらなる技術向上の機会を得る。「失敗は成功の母」と言う。失敗することは悪いことではなく、その失敗を冷静に解析し、次へと活かすことが大切だということがわかる。失敗を「学問」としてとらえたところが素晴らしい。企業で起こる事故解析など、実際の学問として非常に役に立つ。★★★★

  • Miyoshi Hirotaka さん

    意味のある失敗とは、知識を共有することで次の失敗を予防したり、社会的な損失を最小限に抑えたりできるものをいう。ところが、失敗情報は伝わりにくく、隠れたがる。また、単純化されたり、すり替えられたりする。時の経過により減衰し、逆に神話化される。あらゆる技術には寿命がある。そのサイクルをマネジメントすることが、致命的な失敗を未然に防止する。マニュアル化は未熟なミス防止には有効だが、思考停止の罠として作用し、その影で失敗を成長させる。小さな失敗を許容し、変化への適応を促す仕組みを作るのが致命的な失敗を避ける方法。

  • コージー さん

    ★★★★☆著者は「失敗学」提唱者の畑村洋太郎氏。「失敗学」とは、不必要な失敗を繰り返さないとともに、そこから成長するための知識を学ぶこと。社会問題になった雪印乳業の食中毒事件等を取り上げる。15年前の本だが、「失敗は恥」とする日本の文化は変わらない。危機管理に対する見方、意識が変わった。【印象的な言葉】「こうすればうまくいく」という成功話から生み出されるものは結局はマネでしかない。「こうすればまずくなる」という失敗話を知って企画することは、前の人よりも一ランク上の創造の次元からスタートすることができる。

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人物・団体紹介

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畑村洋太郎

1941年東京生まれ。東京大学工学部卒。同大学院修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年にNPO法人「失敗学会」を、07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時

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