惑星9の休日

町田洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396460433
ISBN 10 : 4396460430
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
175p;19

内容詳細

凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星9を離れる日、愚直な天才科学者の恋…風にのって遠くからやってきた、涼しげな8つの物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ❁かな❁ さん

    ヴィレバンで見つけて気になったので読んでみました♪文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作家、描き下ろしデビュー作。初めての町田洋さんでしたがとても素敵な作品でした☆小さな星、惑星9で生活する人々の日常の8つの連作短編集。この独特の世界観、切なく温かく、じわじわくる感じとても好み♡どのお話も良かったですがお気に入りは『衛星の夜』『惑星9の休日』『UTOPIA』『それはどこかへ行った』『午後二時、横断歩道の上で』です!「うまく説明できないんだけどその時この瞬間は永遠なんだ、と思った」素敵な余韻の残る作品*

  • 眠る山猫屋 さん

    ああ素晴らしい。大好きだ。この静寂が、この仄かな灯りが。太陽に対して垂直な地軸を持った惑星9を舞台にした短編集。人口密度の低い、乾いた大地。極点にある光が当たらない町では時間が止まっていて、そこで永遠に佇む美しい女性を見守る売れない作家。作家に恋した少女。『衛星の夜』では離れていく月、そこにいた不死の粘菌との思い出を語る老いた男。永遠とは何なのだろう。二度と会えない人。記憶の中にあるものは永遠なのだろうか。取り留めの無い言葉しか出てこない。泣きたくなるくらい茫とした空気、どこまでも遠い空の蒼、夜の静寂。

  • 傘緑 さん

    「このちいさな星で、私が見つけようとしたうつくしいもの」冷たいカルシュームみたいな味の軽金属の漫画。口の中で転がすと舌先にちらちらと涼しい火花が散って、まるで星(ブリキ製)を食べたような清涼感に包まれる。「その時、この瞬間は永遠なんだ、と思った」「頭がぐるぐる回る…夢うつつの3日間。僕は玉虫色の町にいた」「静寂、饒舌な静寂が…君の瞳の中に海が見えるよ」「1度だけ好きな映画のポスターを壁から盗んだ。遠回りしても通る好きな道があった。鍵付きの日記に感動したことを書いた」こんな各話のラストシーンの台詞がいい作品

  • kanon さん

    「この瞬間は永遠なんだ」、と生活の中でふと思えることが、どれだけ幸せなことか。多分そういうのは、実際にそういう生活をしている本人には絶対に分かりえないことなんだと思う。例えば何かを失ったり、その件の場所から離れてみて、やっと分かるものなんだと思う。その感情を、そう感じられる場所で、横断歩道の上でふいに思えるということが、どれだけ貴重で、羨ましいことで、幸せなことなのか、分かってはいないのだろうなあ。分かっていないから分かる感情なのだけれどね。もの凄いシンプルな絵だが、もの凄い魅力的に思えるのは何故だろう。

  • アマニョッキ さん

    無駄に気持ちいい午後みたいな作品。センチメンタルジャーニー。

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