猫とあほんだら 講談社文庫

町田康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062778725
ISBN 10 : 4062778726
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

突如として引っ越しをしようと思ってしまった。雨の降る日に物件を見に行くと玄関の庇の下に小さな2頭の子猫が震えていた。漸く見つけた家にまず自宅の4頭が引っ越し、それから試行錯誤の末に一冬かかって仕事場にいる6頭のための新住居が完成して、一つ屋根の下で暮らせるように。人気シリーズ第3弾。

目次 : 自宅に四頭、それ以外に六頭。ことここにいたった理由/ 突飛な話の顛末/ ばかでかい家、ふるえる子猫/ おっさんの鳴き声/ ドッグフォレストで傷心/ かすかな光/ 胡乱なおっさん、親身な兄チャン/ 疑念は晴れぬまま/ 寂しくて悲しくて/ 君は南仏に行ったことがあるのか?〔ほか〕

【著者紹介】
町田康 : 作家・パンク歌手。1962年大阪府生まれ。高校時代からバンド活動を始め、’81年に伝説的なパンクバンド「INU」を結成、『メシ喰うな』でレコードデビュー。’92年に処女詩集『供花』刊行。’96年に発表した処女少説「くっすん大黒」で野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、’01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、’05年『告白』で谷崎潤一郎賞、’08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mae.dat さん

    第3弾。第1弾の『猫にかまけて』解説に、熱海で生活している旨の事が書かれてありましたが、その時の話ですね。物件探しから、棲家を決めての引越しの話が前半。後半は伊豆での猫たちとの暮らし。数多の失敗もあり一筋縄に行かないですね。それに、新猫を自然に呼び寄せる能に長けているの。見に行った先に仔猫(後のシャンティー&パンク)が居り、保護せずにはいられないのよ。パンクは左目が失目してるかもと思われたけど、その後言及される事もないし、写真の感じからも大丈夫だったのかなと。気になるは、茶室とログハウスの造りです。

  • 小梅 さん

    伊豆半島に引っ越し!猫さんが増えて手狭になった時に引っ越しを選択するマチダさん夫婦が素敵です。引っ越しの物件探ししてても猫と出会うマチダさん、猫から選ばれる人なんですね。マチダさん好きだけど奥さんはもっと好きです。

  • ふう さん

    『あほんだら』と少し自嘲気味な目線で猫との生活を綴っていますが、この表紙の猫の表情を見てください。あほんだらを見る目じゃないでしょう。あなたが全てです!と言わんばかりの純粋なまなざし。猫にこんなに深い愛情と手間とかけて接する町田氏夫妻に、うれしくなり、自分はまだまだ自分中心だなと反省させられます。老猫シャアの最初で最後の失踪、そしてお別れ。「心がバサバサだった・・・、シャアは私のところにきて幸せだったのだろうか。」そう、自問する町田氏のやさしさが好きです。もちろん幸せでした、とシャアは思っていますよ。

  • ペグ さん

    目ヤニがこびりついて目が開かなくなっている捨てられた二匹の仔猫を家に連れて帰るまでのてんやわんや。自由が丘から伊豆に引っ越す(猫を移動させる)までの顛末。猫たちとの付き合いに右往左往するもユーモアがあって頑張っちゃう猫愛に溢れた町田康氏は一気にお気に入りになっちゃいました!

  • miww さん

    町田さん猫エッセイ3作目。今回は伊豆半島へのお引越しに纏わるエピソード。物件探しの途中で保護したシャンティーとパンク。目やにに埋もれ片方の目は半分しか開いていない痛々しい2匹のお世話、仕事部屋にいる保護猫たち、町田氏の飼い猫、どの子にも深い愛情が感じられる。素敵なご夫婦ですね。執筆や音楽活動に多忙であろう筆者が猫の為に慣れないDIYや「猫の移動」に奔走するする姿に凄い人だなと感動しながらも相変わらず独特の文体で電車で笑いをかみ殺しながら読んだ。所々出てくる猫たちの写真に癒やされます。

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人物・団体紹介

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町田康

1981年、パンクロック・バンド、INUのヴォーカリストとしてデビュー。 同バンド解散後、石井聰互監督の『爆裂都市 BURST CITY』に出演するなど個性派俳優としても活動。 1996年には処女小説『くっすん大黒』で文壇デビュー、2000年には『きれぎれ』で第123回芥川賞を受賞した。

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