しらふで生きる 大酒飲みの決断

町田康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344035324
ISBN 10 : 4344035321
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
219p;19

内容詳細

痩せた! 眠れる! 仕事が捗る! 思いがけない禁酒の利得。
些細なことにもよろこぶ自分が戻ってきた!
4年前の年末。「酒をやめよう」と突如、思い立ち、そこから一滴も飲んでいない作家の町田康さん。
「名うての大酒飲み」として知られた町田さんが、なぜそのような決断をしたのかを振り返りながら、禁酒を実行するために取り組んだ認識の改造、禁酒によって生じた精神ならびに身体の変化、そして仕事への取り込み方の変わるようなど、経験したものにしかわからない苦悩と葛藤、その心境を微細に綴る。全編におかしみが溢れながらもしみじみと奥深い一冊。

著者について
1962年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『夫婦茶碗』『猫にかまけて』『浄土』『ギケイキ』『スピンク日記』『餓鬼道巡行』『リフォームの爆発』など多数。

【著者紹介】
町田康 : 1962年大阪府生まれ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな!』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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酒をなぜ飲むか、わりとロジカルに分析して...

投稿日:2021/04/13 (火)

酒をなぜ飲むか、わりとロジカルに分析して、認識を変えれば酒を飲む必要が無くなる、その過程を書いた本です。私も酒をやめたので、酒を飲む人、飲まない人、双方の立場から読んでも面白いかも。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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しかしまぁよくやめましたな。ほんの少しは...

投稿日:2021/04/11 (日)

しかしまぁよくやめましたな。ほんの少しは、思うところもありました。学のない私にとっては、ちょっと使用されている単語が難しかった。基本的には、あまり面白くなかったので、読むのに時間がかかった。

serena26 さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    町田 康は、新作をコンスタントに読んでいるマイブームの作家です。著者の断酒に纏わるエッセイ、哲学的な書です。ところで、著者は今でも断酒継続出来ているのでしょうか?私は、食事とそれに合う美味しいお酒を嗜む程度なので、絶対断酒はしません(笑)但し、断酒をしようと思ったら、達成出来る自信はあります🍶

  • いつでも母さん さん

    『ほどほどがいい』これは私の素直な感想。「酒なくして何の人生や」と言ったのは誰?30年間毎日飲み続けた町田さんの断酒エッセイ。所々面白く、だが少々そこまで言うかってくらい面倒くさくもあった(笑)ダイエット効果・睡眠の質が向上・経済的利得そして仕事の捗り。いいこと尽くめですね町田さん。酒飲みの読者なら必ず「わかるぅ!」があるはず。『人、酒を飲む。酒、酒を飲む。酒、人を飲む』沁みる言葉だ。

  • ペグ さん

    昔、大酒飲みだった。毎晩ウィスキーのボトル半分位飲んでいた。勿論休肝日等設けることはなかった。しかし、ある夜、鏡の自分の顔を見て〜脳が弛緩しだらしない顔を見て愕然とする。自分が情けなかった。当然次の日からわたしは断酒した。お酒をやめて賢くなったわけでは勿論ない。だけど、町田さんが書かれている通り、脳の道がスッキリしたように思う。人格改造、認識改造。アホであるわたしは今までよりずっと色々と、高みからは見えないような、読書も音楽も楽しめている。この本は人間の(生きること)を描いている。

  • ネギっ子gen さん

    あの町田康が、<4年前から(酒を)一滴も飲んでいない> と。何が起きたのか? 帯の<些細なことにも、よろこぶ自分が戻ってきた!><人生の寂しさを短さを酒なしで味わおうと思った>の惹句がイイ。本文は大伴旅人の「酒を讃むる歌十三首」で始まり「酒を貶める歌十三首」で終える。この構成良し。<酒を飲まないからといってあまり賢くない人が賢くなる訳ではない。けれども酒を飲むと賢い人が阿呆になる。そして阿呆はもっと阿呆になる。どうやらそんなことのようだ>。同感。「小説幻冬」連載時の『酒をやめると人間はどうなるか』を改題。

  • R さん

    大酒呑みの著者が、或るときから酒を飲まなくなった。その事実について、酒を飲むとは、生きるとは、楽しいとはと哲学的な文字戯れを行う本でした。結局なんだったのか、読み終えてさっぱりわからなかったんだが、凄いお酒飲んでいたのに、いわく狂ってしまったから酒を飲んでいない、やめたかどうかは最後までわからないという体で、あれこれ、そもそもなぜ酒を飲むのか、飲むとどうなるのかを語り、挙句、飲まなくなって凄くよかったというお話で終わる。あれこれ理屈をこねくり回して、最終的に、なんだよ、といいたくなった。

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人物・団体紹介

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町田康

1981年、パンクロック・バンド、INUのヴォーカリストとしてデビュー。 同バンド解散後、石井聰互監督の『爆裂都市 BURST CITY』に出演するなど個性派俳優としても活動。 1996年には処女小説『くっすん大黒』で文壇デビュー、2000年には『きれぎれ』で第123回芥川賞を受賞した。

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