霊感少女は箱の中 2 電撃文庫

甲田学人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048932806
ISBN 10 : 4048932802
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;15

内容詳細

「……さあ、一緒にやろう? 私たちの『交霊会』」
鬼才・甲田学人が描く学園心霊ファンタジー、第二談!


少女失踪の心霊事件以降、ロザリア・サークルの代表・守屋真央が主催する「交霊会」の手伝いをすることになった柳瞳佳。

そんな中、守屋のもとに同じ学校に通うテニス部所属の的場茜から心霊相談が舞い込む――それは「一人交霊会」を機に、人が全く変わってしまった親友・吉野美南海の調査だった。

美南海の横顔に無数の目鼻が浮かび上がった写真。彼女を取り巻く友人たちに次々と起こる不可解な現象。そして調査をしていくうちにみえてきた美南海に取り憑く首つりの霊。

全ての謎を追っていくうちに、やがて明らかになっていく哀しい真実とは――。

【著者紹介】
甲田学人 : 1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。『Missing』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まりも さん

    首吊り霊の謎を追う第二弾。1人降霊会を機に、人が全く変わってしまった少女の調査を行う話。甲田先生マジエゲツないな。物理的な痛みと精神的な痛みがハンパねぇ。特に携帯のシーンはちょっとしたトラウマになりそうだ。絶望と苦しみに溢れた地獄の中で繋がった哀しい友情。そして棺を巡る欲望溢れた学園の闇。どこを取っても救いのないこの物語がもたらす読後感は本当癖になるわ。何もかもが恐ろしい作品って中々ありませんよね。まだまだ謎も多く、闇の深さも底知れないこの物語の行く末はどうなるのか。次巻も期待して待ってます。

  • そのぼん さん

    シリーズ第2弾。今回も面白かったです。以前にもうひとりの友人を含む三人で交霊会にも参加し、テニス部には二人で所属している親友の様子がおかしくなったためロザリア・サークルの代表守屋真央に相談することになって・・・。スマホを噛って破壊するシーンとか、グロ描写健在でゾワゾワしました。

  • まるぼろ さん

    さて今巻は交霊会を境に人が変わってしまった友人、吉野美南海の事を相談したいと学年総代を通してロザリア・サークルに的場茜が訪れる所から始まるお話です。今巻も引き込まれる様に読まされてしまいましたが、やはり何とも後を引きずる様なお話でした。美南海も茜も置かれた環境が環境なのでどうして…と言うよりはこうなるべくしてこうなってしまったと言った印象が強いですが、それでも無事今回の件は落着して和歌を含めた3人にとって少しは前に進む様な話になってたのは良かったと思いました。→

  • 日奈月 侑子 さん

    スマフォをバリムシャゴックンする場面の気合入った描写で「うっわあ」ってなりましたが、歯が全折れするって中々に悲惨な事態だと思うんですがその後どうなったんでしょうか…。可愛いキャラも綺麗なキャラにも容赦なくぶちかます甲田さん流石です…。 和歌ちゃんに関しては、悪い子じゃないんだろうけどなあ……。事情を知る側からするとホントに余計な事をしてくれたよね…という感じで終わってしまいました。あとラストの後味の悪さが流石の一言です。何よりも怖いのは超常現象よりも人間の念ですね。 由良の「死ねばいいのに」に笑いました。

  • 天涯 さん

    女子テニス部の落ちこぼれ部員に起きた出来事の話。重要っぽいキャラが3人出てきた。総代。いい話にまとまるかなと思わせつつの急落下が良い。有能な巫女と魔女のコンビが好きだが、掘り下げはまだまだ。スマホを食べるのが痛い。口の中がわきゃわきゃする。謎はまだ沢山残っている。次巻にも期待。

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甲田学人

1977年1月生まれ。岡山県津山市出身。二松学舎大卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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