言葉なんかおぼえるんじゃなかった 詩人からの伝言 ちくま文庫

田村隆一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480432216
ISBN 10 : 4480432213
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
326p;15

内容詳細

戦後日本を代表する詩人・田村隆一。型破りなダンディズムで知られる田村隆一が晩年に鎌倉の自宅で若い読者に向けて語った珠玉のメッセージ。「人類そのものが愚かなものだと自覚できる人が利口。できない人がバカ」「別れは高くつくんだよ」「嘘を人生の潤滑油に」など心に響く名言の数々。聞き手は作家の長薗安浩。代表的詩25篇、年譜、刊行時に行った俳優・山崎努との対談も収録。

目次 : 帰途/ 結婚/ 受精/ 別れ/ 歯/ 美人/ 細い線/ 酒/ 水/ 嘘〔ほか〕

【著者紹介】
田村隆一 : 詩人。1923年東京都生まれ。明治大学文芸科卒業。戦後『荒地』を創刊。63年『言葉のない世界』で第6回高村光太郎賞。’84年『奴隷の歓び』で第36回読売文学賞を受賞。アガサ・クリスティーなどミステリーの翻訳も多数ある。’98年没

長薗安浩 : 作家。1960年長崎県生まれ。『就職ジャーナル』『ダ・ヴィンチ』編集長を務めた後、執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    なんてチャーミングな人だったのだろう。グラスを傾けながら聴いてみたかった、大人の授業。にやにやドキドキしながら読了。

  • ばんだねいっぺい さん

    詩人・田村翁からの笑いのいななきと素敵な警句の響き渡る名エッセイ。四千の日と夜もかっこいいが、レインコートや私の生活作法の方が好きだな。 これは、ずっと本棚に置いておきたい。

  • pulpo8 さん

    284ページ足らずで、2時間もかからず読める。田村隆一の語りの途中に詩が挿入され、飽きることなく楽しく読めた。お気に入りの詩は「1999」。十匹の蟻のうち働いているのはたった一匹なんだとか!しかも睡眠時間は22時間(笑)。なんだか脱力感のある詩だ。それから「緑の思想」「木」も詩集「腐敗性物質」で既読だが好き。語りの方も「ううむ……」と唸らされることばかり。特に“男は観念的な生き物”女は存在自体が“創る者”という一文が印象的だった。教師の給料を上げれば子供の才能を見つけて伸ばすことが出来るという意見も良い。

  • angelooo7 さん

    詩人ってムカつくよね。自分だけの悩みだったはずなのに。言葉にならないもどかしさに苦しみ、それを模索することが歓びだったのに。彼らはいとも容易く、わたしから奪っていく。よりきれいなことばで。より深くより正確にえぐりながら。

  • Bartleby さん

    著者の代表作とインタビューが交互に収録されている。以前別のところで知って忘れられなくなった詩「帰途」も収められている。「帰途」を知った時刃物のように鋭利な感性の人というイメージを抱いた。作品(特に初期)を読んでみて改めてその印象を強くした。それとは対照的に恋愛から借金の仕方まで語るインタビューの方は軽妙洒脱といった感じで、こんな側面もあったのかと新鮮だった。でもそのどちらも著者の中では一つのことなのだろうという印象も同時に受けた。著者の作品をもっと読んでみたい。

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人物・団体紹介

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田村隆一

1923(大正12)年東京生まれ。詩人。明治大学文芸科卒業。第二次大戦後、鮎川信夫らと「荒地」を創刊。戦後詩の旗手として活躍。詩集『言葉のない世界』で高村光太郎賞、『詩集1946〜1976』で無限賞、『奴隷の歓び』で読売文学賞、『ハミングバード』で現代詩人賞を受賞。ほかに『四千の日と夜』など。推理小

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