大宰相 田中角栄 ロッキード裁判は無罪だった 講談社プラスアルファ文庫

田原総一朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062816908
ISBN 10 : 4062816903
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
640p;15

内容詳細

現職首相の犯罪として国民を騒然とさせたロッキード疑惑。しかしその裏には、日本のエネルギー自立を願う田中角栄と、それを苦々しく思うアメリカとの壮絶な駆け引きがあった。転々とする証言の中に見出したロッキード事件の真実とは何か?「地球の彫刻家」たらんとして、ついには政界の頂点に立った田中角栄の権力構造を明らかにする、著者40年の角栄研究の総決算!

目次 : 第1部 ロッキード裁判は無罪である/ 第2部 「地球の彫刻家」たらんとす/ 第3部 コンピュータ付きブルドーザー/ 第4部 葬られた列島改造論/ 第5部 「唯角史観」政界を席巻す/ 第6部 角栄倒れてなお「角影」は続く/ 巻末特別対談 石原慎太郎・田原総一朗「田中角栄にあって、安倍晋三にないもの」

【著者紹介】
田原総一朗 : 1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て1977年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 西 さん

    私が物心ついたころは、田中角栄さんは既に逮捕?された後で、何かをした悪い人だというイメージだけだったけど。しかし不謹慎だけど面白いというか、なんかこの権力闘争に惹かれてしまうのは男の性分なのかな。あの時代、子供で何もわかっていなかった頃に、こんなことがあったんだなという事を知ること、どこまでが本当でどこまでが思い過ごしか分からないけど、面白い。バブル崩壊後のことなど、今の日本に影響しすぎていて、面白いではすまないけど。真実を知ろうと必死になること、これこそマスコミの本質かなと思う

  • こちょうのユメ さん

    ロッキード裁判に対して著者は異論を唱える。田中角栄は無罪だと。ある流れが決定的になる時には逆に怪しい事がある、というのが著者のスタンス。第1部では関係者を徹底的に取材し謎をといていく。ミステリー小説のような趣だ。とりわけ検察の異常とも思える、結論ありきでの取り調べには驚く。第2部では角栄の生い立ちから議員になるまでのプロセスと、裁判以降の影響力と田中派の動きや政局を詳しく記述。角栄が法律の知識が豊富なのは、若いころ広辞苑から六法全書、漢和辞典に江戸小唄まで、1ページずつ破っては暗記していたからだ。↓

  • くものすけ さん

    第一部が読み応えがあった。検察側の取り調べもかなり強引な部分も多く、何が何でも「でっち上げ」でも犯人作りという感じがしてしまう。金権体質といのうは何も田中角栄の専売特許ではなく、彼が特に同じ自民党の政治家の中でも抜きんでて金作り金使いい長けていたという事か。後半以降は政権交代の詳細で田中角影政治の30年間という事だと思われるが、影響力も小泉純一郎で幕引きという事ようである。しかしながら政治にお金が掛からなくなった訳ではないと思う。また、角栄時代に赤字国債は無く、以降増えに増えて国の借金900兆円。

  • hayatama さん

    いやはや、一番読みでがあったのが、巻末の文庫版あとがき。ロッキード裁判のおかしさを突いた一部にはふーんとなることもあったけど、それ以外は見事なまでに浅い。巻末の対談がまたすごくて、ひょっとしてほら「老害」でしょ、と言いたかったのか、と思うくらい。こういう場面では、「角榮と私」を語るもんだと思うけど、「私と角榮」あるいは「私と私」になってるってのが、元都知事様のすごいところでしょうか。頭の頭痛が痛くなったわ。羊頭狗肉という熟語を思い起こさせる力作。

  • ゆきまさくん さん

    世間を騒がせた首相の犯罪・ロッキード事件は、田中元首相は無罪だったのではないか。田原総一郎氏が永年取材にあたり、釈然としない気持ちを抱えてきたこの未曽有の賄賂事件の裁判の矛盾を問うた一冊。資源が少ない我が国ゆえに、アメリカに依存しない独自の資源エネルギー外交を成し遂げようと奮闘した元首相は、アメリカの虎の尾を踏んだのか。彼はロッキード事件としてはめられたのか?表題にもあるこのロッキード事件については本の第一部で検証をし、第二部以降は、地球の彫刻家たらんとして権力の頂点へと登りつめた、その軌跡を追っている。

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