リヒャルト・シュトラウス 鳴り響く落日

田代櫂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393931998
ISBN 10 : 4393931998
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
20

内容詳細

目次 : ■序章 リヒャルト・シュトラウスの復権 / ■第1章  塔の上の音楽師 / ■第2章  青年指揮者 / ■第3章  交響詩の季節 / ■第4章  オペラの季節 / ■第5章  第一次世界大戦 / ■第6章  作曲家の日常 / ■第7章  独裁前夜 / ■第8章  第三帝国に生きる / ■第9章  第二次世界大戦 / ■第10章  ガルミッシュの夕映え / 〜卓越した作曲技法と旺盛な音楽活動の内実、 / オペラ創作の協働の背景、政治と音楽・・・。 / 波乱に満ちた生涯をダイナミックに描く。〜

【著者紹介】
田代櫂 : 1947年長崎県生まれ。クラシック・ギタリスト、著述家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
何という内容豊かな、そして読み物としても...

投稿日:2014/05/19 (月)

何という内容豊かな、そして読み物としても面白い評伝でしょうか。ただ単に知識の羅列ではありません。著者の視点が、全方位的に大作曲家の実像を描くことに徹しており、作品の分析と的を射た評価に基づいて、これ一冊あればR・シュトラウスの作品理解に威力を発揮するものです。巷間臆面も無く伝えられている夫人の悪妻説の愚かさや作曲家自身の金銭感覚のあり方についての見かたなど、教えられることもこの本の強みです。オペラについても、限られた作品に絞らず、全作品の粗筋を紹介し、的確に評価。管弦楽作品についても、その構成の詳述、鑑賞の手引きとしても役立つものです。これからこの大家の作品を聴こうとされる向きはもちろんのこと、邦訳された評伝に満足されていない人にも、ぜひ一読をお奨めします。

オペラかじり虫 さん | 兵庫県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Hepatica nobilis さん

     リヒャルト・シュトラウスはある時期から好きになり、CDも結構持っていて好きな曲も多い。著者も言うようにこの作曲家のイメージは歪で偏っていて、グールドが繰り返し述べているシュトラウス観は新鮮に感じていた(G・Gのピアノが好きなわけではない)。この著作は丁寧にシュトラウスの伝記を追ったもので、ごくマイナーな作品も取り上げている(オペラは筋書まで)。パウリーネ「悪妻」説も、ナチス協力説も検証して退けている。息子の嫁アリーチェのことなど、知らないことも多くとても興味深い内容の書物だった。

  • コットン さん

    いろいろCDを聴き直しました…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

田代櫂

1947年、長崎県生まれ。クラシック・ギタリスト、著述家。2017年4月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品