良い値決め悪い値決め きちんと儲けるためのプライシング戦略

田中靖浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532320171
ISBN 10 : 4532320178
フォーマット
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
247p;19

内容詳細

「原価率300%」でも儲かるのはなぜ?
フリーで働く人が、大手との値段交渉に負けない「秘策」とは?
「50%オフ!」より「3着買うと1着無料!」が儲かる理由は?
「家族間通話無料」のからくりとは?
──単なる「値下げ」「値上げ」ではない、新しい「プライシングの常識」教えます!


「企業がつまづくのは、正しい問いに間違った答えを出すからではなく、
間違った問いに正しく答えるからである」
──マッキンゼー創業者 マービン・バウアー
・売上げ目標達成のためなら、多少値引きしたって構わない
・ライバル会社の動向を見て価格を決める
・価格はコストから積み上げて考える
・「良いものを、より安く」が商売の王道だ
・どうせヒマなら、安値でも稼いだ方がマシ
多くの企業がやりがちなこんな価格決定が、実は利益を減らす元凶だったのです!
デジタル・オンライン・グローバル(DOG)化が進行し、限りなく無料に近づく値下げ圧力が働くいま、新しい価格戦略を身につけなければ、増収減益のワナからは抜け出せません。

本書は、初心者でも楽しくプライシングが学べる入門書です。コストを把握するための会計知識と、「良いものをより高く」売るためのマーケティング・ビジネス心理学(行動経済学)をミックスさせて、読者に役立つヒントを紹介しています。

とはいえ、難しい用語はほとんど出てきません。「下取りセールでイトーヨーカ堂が成功した理由」「ヤマダ電機がたどりついた結論」「マクドナルド価格戦略の成功と失敗」など、身近なケースを使ってわかりやすく読み進められるよう工夫しています。

終わりなき安値争いから「顧客満足『高』価格」の世界へ、本書がナビゲートします。
著者について
田中 靖浩(たなか・やすひろ)
田中公認会計士事務所所長。東京都立産業技術大学院大学客員教授。
1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社を経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆を行う一方、落語家・講談師とのコラボイベントも手がける。難解な会計・経営の理論を笑いを交えて解説する「笑いの取れる会計士」として活躍中。
著書に『実学入門 経営がみえる会計』『40歳からの“名刺をすてられる”生き方』『クイズで学ぶ孫子』(共著)ほか多数。

【著者紹介】
田中靖浩 : 田中公認会計士事務所所長。東京都立産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社を経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆を行う一方、落語家・講談師とのコラボイベントも手がける。難解な会計・経営の理論を笑いを交えて解説する「笑いの取れる会計士」として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 5 よういち さん

    価格を下げても売れない昨今。どうしたら良い値決めができるようになるのか◆私にとっては本当に縁遠い世界だったが、楽しんで読めた。モノやサービスの値段を決めるのって大変なんだろうなと思う反面、楽しそうでもある。◆DOG(デジタル、オンライン、グローバル)環境は無料に向かう。DOGとは戦うな。CAT(コージー、アナログ、タッチ)になれ。◆コストに利益を乗せる値決めではなく、顧客が支払ってくれる価格から利益を差し引いた金額が、かけても良いコストだ。◆バリュー・プライシングテクニック/無料は半額より効果的

  • 山田太郎 さん

    数字は得意なんで何当たり前の事言ってんだと思わないではないところもありますが、語り口が面白いので、それなりに面白く読めます、なんか偉そうだな、おれ。

  • Speyside さん

    デジタル化、オンライン化、グローバル化による値下げ圧力の中、「良いものを、より安く」ではなく、いかに「良いものを、より高く」販売し、不毛な消耗戦を避けるか。変動費と固定費の関係から、妥当な値付けとは何かを説いた本。マクドナルドの100円バーガーのコスト・利益構造を例にした解説がとてもわかり易い。行動経済学の様々なテクニックも紹介されておりとても興味をそそられるが、実際の値決めのステップについては深く言及していない。日々の仕事で値決めについて悩むことも多いので、欲を言えばそこまで踏み込んで欲しかったところ。

  • hk さん

    日本企業は製造業での大成功に味を占めて、「良い製品をより安く」という信念をサービス産業にも敷衍している。だがITと不可分となった21世紀のサービス産業においては、「良いモノ・コトならば高く」という新たな哲学が成功の方程式となっているのだ。本書は「売上重視主義から利益重視主義」「企業目線から顧客目線」「従来の経済学から行動経済学」「デジタルから再びアナログに」といった相転移を解説し、上述した新たな哲学の必要性をといていく。経営の大きな岐路となる価格決定(プライシング)。その神髄の一端に触れることが出来る。

  • 羊山羊 さん

    値決めの事をプライシングと言うことを初めて知った笑 プライシングについて、難しい単語をきっちり説明しながら要点を絞って分かりやすく説明する1冊。この本、全編有用な1冊だが、特に前半の100円マックの固定費ー変動費戦略の分析は必読。読者層に合う内容だ。ここで値下げは相当に慎重に行う必要があることを説いた上で、後半の内容、先にコストではなく値段ありきという戦略の重要性が頭にすとんと落ちるように構成を作りこんでいる。丁寧に作られた1冊。

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