銀河英雄伝説 4 策謀篇 創元SF文庫

田中芳樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488725044
ISBN 10 : 448872504X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
シリーズ
:
追加情報
:
15cm,343p

内容詳細

第三勢力フェザーンに操られた門閥貴族の残党が七歳の皇帝を誘拐、自由惑星同盟の協力を得て帝国正統政府樹立を宣した。だが、フェザーン高官と密約を交わしていたラインハルトはこの状況を逆手に取り、フェザーン回廊を通って同盟へ大進攻することを目論む。その真意を見抜きながらもイゼルローン防衛から動けぬヤンと、帝国軍の双璧の一人ロイエンタールの死闘が幕を開けた。

【著者紹介】
田中芳樹 : 1952年、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。78年「緑の草原に…」で“幻影城”新人賞受賞。88年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶち さん

    "マキャヴェリズム"という言葉が目立った巻でした。それは、政治目的のためにはいかなる反道徳的な手段も許されるという思想です。その言葉の通りに、フェザーン自治領が権謀術数を弄し、帝国のラインハルトがそれを上回って利用するという策略の戦いです。そして、自由惑星同盟の政府首脳陣の浅はかさにイライラさせられるのです。『十二国記』でも感じたのですが、どこかの国の現状をみると腐敗した民主主義と清廉で有能な指導者による専制政治のどちらが良いのか比べたくなっちゃいます。

  • おかむー さん

    和製スペースオペラの金字塔、第四巻。サブタイトルどおり“策謀”がメインになっているので戦闘はほんのちょっぴり。『よくできました』。幼帝の誘拐を起点にフェザーンへの侵攻が決行され、物語はラインハルトによる銀河統一へと大きく動き始める。全体に地味目なこの巻のクライマックスは絵的にも浮かびやすい黄昏に降り立つラインハルトを迎える兵士たちの「ジーク・カイザー・ラインハルト」ですが、さまざま暗躍していたようで結局これといった結果を出さずに退場したルパートの扱いに「皆殺し(というか無駄殺し)の田中」が出始めてますね。

  • 金吾 さん

    ○戦略面で大きなひらきが出てきたと感じます。正に帝国側の行動が英雄叙事詩のようだなと思いました。ただルビンスキーが一体何をやりたいのか理解できないままです。

  • かえで さん

    シリーズ4巻目。ついにラインハルトは銀河帝国による銀河統一のための大攻勢を計画します。それに気付きながらも自由に動けない自由惑星同盟のヤン、そしてラインハルトの掌の上で踊らされるフェザーン...物語はひとつの大きな山場を迎えるところで、その前の段階のお話。いよいよ止まらないところまで来ました。ヤンの被保護者、ユリアンの成長と活躍も見逃せない。キャラクターたちも相変わらず魅力的。ロイエンタールとミッターマイヤーがかっこいいなあ..次も楽しみ。

  • めぐ さん

    第4巻にしてだんだん面白くなって来た。ほとんどが策略を練る場面なので、今までのような戦いの嵐の内容ではなく、主要な人物像の把握が出来てじっくり読めた。この戦いは今後の宇宙全体の力関係が崩れるターニングポイントになるのだろうか。敵の大将の高度な実力を認める表現が出て来るのが良い。それにしても、ヤンには敵の動きが読めているのに、肝心な政府が動かなければ勝てる訳が無いと思う。次の巻はドッカンドッカンやられてしまうのかなぁ。ダメな政府なら一度吸収されて無くなってしまうと言うのもアリかな、人民が無事という前提で。

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人物・団体紹介

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田中芳樹

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年『緑の草原に…』で第3回幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞、2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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