この商品に関連するタグ

樹木葬という選択 緑の埋葬で森になる

田中淳夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715061
ISBN 10 : 4806715069
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
243p;19

内容詳細

自然の中で眠りたい。遺骨を土に埋葬し、石ではなく樹木を墓標とする、樹木葬。里山を守りたい、自然の一部になりたい、継承の手間をかけたくない、無縁墓とも無縁でいたい、そんな人たちの注目を集める新しい「お墓」のかたちを徹底ガイド。樹木葬を行えるお寺も掲載。

目次 : 第1章 お墓はいらない、のか?(地平線の見える巨大墓地/ 増える墓じまいと無縁墓 ほか)/ 第2章 日本初の樹木葬墓地はいま(知勝院の自然再生戦略/ 樹木葬が立ち上がるまで ほか)/ 第3章 「緑の埋葬」先進国を俯瞰する(イギリス・DIY埋葬から進化した樹木葬/ スイスとドイツ・埋葬は森の新たな活用法 ほか)/ 第4章 森をつくる樹木葬を訪ねて(受け入れ制限しつつ、緑地づくり・天徳寺(千葉県いすみ市)/ 無住寺復興と自然学校の起爆剤・真光寺(千葉県袖ヶ浦市) ほか)/ 第5章 死して森になる(消える寺院と僧侶の危機感/ 荒れる里山の救済に必要な「仕掛け」 ほか)

【著者紹介】
田中淳夫 : 1959年生まれ。静岡大学農学部林学科卒業後、出版社、新聞社等に勤務の後、現在はフリーランスの森林ジャーナリスト。森林、林業、山村問題などのほか、歴史や民俗をテーマに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
  • Masanori Sazuka さん

    僕自身は墓はいらないと思うし、近親者も出来ればそうして欲しいなという気持ちはある。
    宗教上の理由でも金銭的な問題でもなく、葬式や墓のビジネスっぷり、型にはめぶりに虫酸が走るのだ。とはいえ、自分の実家の墓にはそれほど違和感を覚えていない。こぢんまりとした、斜面にある落ち着いた墓だから、だろうか。
    本書の冒頭に紹介される、地平線が見える巨大墓地。山を切り拓いて作ったものだ。山を切り拓いた時点で墓であろうがなかろうがけっこうイヤなのだが…
    墓の墓、という課題もある。いらなくなった墓石を捨てるのだ。が、これはオーソライズされた墓ばかりではなくて、要するに墓石の不法投棄だ。永代供養といっても永代ではなく、いずれ無縁仏として撤去されるときがくる。ゴミと一緒にしたら怒られるかもしれないが、捨てたら終わり、葬ったら終わり、ではない。その先も誰かの手がかかって、カネもかかるのだ。

    そこで(というだけではないが)樹木葬である。散骨とは違う。緑の埋葬、である。水平線が見える墓に(カネのつづく限り)永眠するか、森になるか。後者のほうがいいに決まっている、といいたいところだが話は簡単でない。本書は、樹木葬実践者への取材を重ねたものだ。

    樹木葬ユーザーには檀家制度や葬式仏教に批判的な人が多く、しかし仏教会はきちんとその問題に踏み込めていないようだ。まあ、それはそれで問題なのだろうけど、やはり里山を樹木葬の場として手入れしていく、ということに大いに賛同したい。

    死んだら焼かれて墓石の下、でいいのか? 死を墓という特殊空間(NIMBYといっていいかも)に追い込んで、ときどき儀礼をやるだけでいいのか? 世の中がいっせいに受け入れることはまだないだろうけれど、小さくはない流れになっていく気がする。僕は散骨とか無縁仏でいいやと思っていたけれど、素敵な森に埋められて、たまには素敵な場所に墓参してもらえるならいいかな、なんて気になった。だが、死んだ後は生きている時間よりもずっと長いから、一時の適当な感情で周囲にかえって迷惑をかけてもいけない。そこら辺のことも抑えながら、ある意味楽しく読める本だ。死ぬのがまた一つ楽しくなった、というと誤解されるかな…。

実用・ホビー に関連する商品・チケット情報

おすすめの商品