冒険の森へ 傑作小説大全 5 極限の彼方

田中光二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570355
ISBN 10 : 4081570353
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
588p;20

内容詳細

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
第2回配本、第5巻「極限の彼方」は、人が経験できるさまざまな「極限」の形を描いた物語12編。

●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏


[編集室から]

「極限」とは何か。
人によって状況によって、さまざまな極限があろう。
牙を?く嵐の峻山での雪中行軍。なぜ追われ続けるのかわからぬ恐怖。
武士の矜持を示す食卓。地球の予期せぬ危機。編集者の怒り。
逃げられぬ私刑の刻。閉鎖空間での追跡者との遭遇。
ここに収録された12編は人が経験できる「極限」のごく一部にしかすぎない。
まだ名作があるはずなのに、追いきれなかったのが残念である。


[収録作]

【長編】
田中光二「大いなる逃亡」
新田次郎「八甲田山死の彷徨」
【短編】
村山槐多「悪魔の舌」
手塚治虫「妖蕈譚(ようじんたん)」
武田泰淳「流人島にて」
石原慎太郎「処刑の部屋」
白石一郎「元禄武士道」
小松左京「ゴルディアスの結び目」
【掌編】
氷川瓏「乳母車」
五木寛之「無理心中恨返本」
星新一「ねらわれた星」
平井和正「世界の滅びる夜」 

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この第3回配本分は、結構読みでがありました。新田次郎「八甲田山死の彷徨」、小松左京「ゴルディアスの結び目」、村山槐多「悪魔の舌」は既読ですが、再読に堪えるものですし、初めての田中光二「大いなる逃亡」は外国小説の翻訳版のような感じがしたり、手塚治「妖蕈譚」はコミックではなくこのような小説も書いていたのかということで興味深い感じでした。そのほかショートショートも星、五木さんなど多士済々です。

  • starbro さん

    集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト第三弾は第5巻「極限の彼方」です。本巻は夢枕獏の思い入れ満載です。どれも面白いですが、短編では白石一郎の「元禄武士道」、長編では田中光二の「大いなる逃亡」がオススメです。それにしても手塚治虫が小説を書いているとは知りませんでした。

  • ぐうぐう さん

    『冒険の森へ』第5巻は、「極限の彼方」と題されたアンソロジー。極限を超えた先にある世界を描いた小説がズラリ。何はともあれ、長編二編が圧倒的。田中光二『大いなる逃亡』は、読み始めると止まらなくなるアクション小説。現在の小説に一番足りないのは、この貪欲なエンタメ精神ではなかろうか。いやはや、おもしろすぎる! 一転、新田次郎『八甲田山死の彷徨』は、実話を元にした壮絶な山岳小説。寒さと絶望により精神に異常を来たす兵卒達の描写が凄まじい。(つづく)

  • エヌ氏の部屋でノックの音が・・・ さん

    2015年 7月 9日 初版

  • ざび さん

    冒険の森。今回は「極限の彼方」。かなりきつい話が多い。長編は名作田中光二「大いなる逃亡」と新田次郎「八甲田山死の彷徨」。全く今でも色褪せない。しかし、私がはまったのは小松左京「ゴルディアスの結目」。子供の時にも読んだはずだけれど、多分理解はできなかったはず。今でこそこの作品の筆力、発想全てが理解できました。いやはやこんなに凄い作品がこの時代に書かれていたなんて。8月配本は東野と船戸なので購入はしませんけど。

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人物・団体紹介

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田中光二

1941年ソウル生まれ。早稲田大学卒業後、NHKのプロデューサーを経て作家デビュー後は数多くのSFやポリティカル・アドベンチャー作品を上梓。『黄金の罠』で第一回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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