星になれるか 中公文庫

生島治郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122068919
ISBN 10 : 4122068916
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
追加情報
:
311p;16

内容詳細

『傷痕の街』で作家デビューした越路玄一郎。野坂昭如との出会い、吉行淳之介、長部日出雄とのバンコク旅行、そして直木賞受賞。その後訪れた睡眠薬中毒と小泉喜美子との離婚。自身が再起へ向かう姿と、一九六四年〜七八年の綺羅星のような作家たちの活躍を描く、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説完結編。

【著者紹介】
生島治郎 : 1933(昭和8)年中国・上海生まれ。本名・小泉太郎。早稲田大学第一文学部卒業。56年早川書房に入社。都筑道夫の後を受け『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務めるが、小説執筆のために退社。64年『傷痕の街』でデビュー、67年『追いつめる』で第五七回直木賞を受賞。89年から93年まで日本推理作家協会の理事長を務めた。2003(平成15)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てら さん

    若き日、早川書房の編集者時代を描いた『浪漫疾風録』の続編。生島治郎自身を仮託した主人公「越路玄一郎」が作家になってからを描く。綺羅星の如き顔ぶれとの交友、冒険小説への野望、流行作家のプレッシャー、元妻の死、などなどが淡々と綴られている。貴重な証言であり、すぐれた自伝でもあるが、個人的には前作の方が面白かった。この作品に登場する「星」の中で現在も健筆を振るっているのは、筒井康隆くらいだろうか。生島治郎も鬼籍に入って17年、著作を読むのも次第に難しくなってきている。

  • やま さん

    前作より自伝の側面が強く出ているが、それでも交遊のある文人達のエピソードは十分に面白い。「深夜特急」を思わせる旅行記のような面もあり充実している。

  • ごま さん

    生島治郎の自伝的小説。私は著者の代表作である『黄土の奔流』は読んでいないけれど、本作と同じ越路玄一郎が妻と出会い、別れるさまを綴った『片翼だけの天使』シリーズは読んでいる、という非常に偏りのある読者なのですが、生島治郎の文章はリーダブルかつ面白いので、一気読みしてしまいました。風俗のくだり、時代を感じます。ちなみに、これを読んでまた片翼シリーズが読みたくなりましたが全て絶版だったため、(片翼だけの)「結婚」「韓国」「女房どの」「天使と悪魔のあいだ」の古本をネットで一気買い。この機会に再販してくれないかな。

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人物・団体紹介

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生島治郎

1933年上海生まれ。早稲田大学英文科を卒業し、デザイン事務所勤務を経て早川書房に入社。日本版『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』創刊に携わり、のち第二代編集長に就任する。退社後の64年に長編『傷痕の街』を刊行し作家デビュー。67年、『追いつめる』で第57回直木三十五賞を受賞する。89年から

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