新釈　論語 恕の人“孔子”の人生哲学

迷いが吹っ切れる４０代で大望を抱き、天命を知る５０代で諸国行脚の旅をはじめる。誰の言うことも素直に聞く６０代で生国に残る弟子への教えを希求し、心の欲するままに物事を行う７０代で天寿を全う。波乱万丈の生涯をおくった恕の人孔子の「こころに響く」人生訓。

目次 : 第１章　これからの生き方を考える（楽しむ人は強い/ 家に居るときくらいはゆったりと過ごす　ほか）/ 第２章　学ぶ心があればいくつになっても成長する（学んだことを友と語り合うことを楽しむ/ 人生の節目に己を省みる　ほか）/ 第３章　心地よい人間関係を築く（裏表ある人間に近づかない/ 人にしたことは自分に返ってくる　ほか）/ 第４章　人に迷惑をかけない人間力を身につける（純真な心は学問にも勝る/ 温良恭倹譲の五徳を磨く　ほか）/ 第５章　正しいリーダーシップを知る（組織は力ではなく、徳で治める/ 正しい心をもつ者を登用すれば、邪心をもつ者は排除される　ほか）

【著者紹介】
王福振 : 中国山東省煙台の出身。作家。北京金鴻儒教育研究院高級研究員

祐木亜子 : 山口県生まれ。東北大学経済学部卒業。西安の大学に留学後、上海の法律事務所で翻訳・通訳業務に携わる。中国での抱腹エピソードを書きつづった『やっぱり中国！だから中国！』（碧天舎）は、２００６年碧天文芸大賞を受賞。現在は中国関係の著作執筆の傍ら、日中関係及びコミュニケーションに関する講演活動なども行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）