逆転の世界史 覇権争奪の5000年 Why Europe Surpassed Asia?

玉木俊明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532176389
ISBN 10 : 4532176387
フォーマット
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
243p;19

内容詳細

世界史を5000年の長さでとらえると、EUのはるか昔に経済圏の統合に成功し成長した中国を中心とする先進地域アジアを、劣悪な環境下にあった後進地域ヨーロッパが交易、産業革命で逆転し、さらに21世紀再びアジアがヘゲモニー奪還に挑むという逆転劇として描ける。人類の誕生、古代文明の誕生からアメリカの時代、一帯一路までの興亡の歴史をコンパクトに解説するかつてない世界史。

目次 : 1 人類が誕生して世界はどう変わったか(人類の誕生/ 文明の伝播/ 農耕生活が引き起こした問題 ほか)/ 2 ヨーロッパ世界の形成(古代地中海世界/ 中世ヨーロッパとイスラーム世界/ イタリアからポルトガルへ―ヨーロッパの貿易の変貌 ほか)/ 3 ヨーロッパの台頭からアジアの再興まで(アジアの海の一体化/ イギリスの工業化からヨーロッパ大陸の工業化まで/ 縮まった世界とイギリスの役割 ほか)

【著者紹介】
玉木俊明 : 京都産業大学経済学部教授。大阪市生まれ。1987年同志社大学文学部文化学科卒。93年同大学院博士課程単位取得退学。96年京都産業大学経済学部講師、2000年助教授、07年教授。09年「北方ヨーロッパの商業と経済1550‐1815年」で大阪大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aoyamaborabora さん

    先日、読了しました。タイトルからはナポレオン等覇権者による世界のイニシアチブ交代を語るのかと思ってましたが、内容は商業、貿易を中心とした世界史の流れについてでした。近代の世界を商業的にみれば、間違いなくヨーロッパに主導権がありますがそこを遡ってみればアジアに主流があったそうです。現代でも再びアジアは商業的に台頭し、アジアの再興を1つのポイントとみればいいそうな。

  • 鯖 さん

    逆転の世界史っていうタイトルがもったいない感じ。戦争による逆転ではなく、物流や貿易等の経済的な面から見た人の歴史が逆転していく様をざっと追っていく本。出アフリカから現代まで記述があるので完全にキャパオーバー。一章ごとに一冊で細かく書いて欲しかった。面白いだけに。それと参考文献一覧もほしい。概説書すぎるのでいいとこどりをどの本からやっているのか知りたい。民オランダの民がヨーロッパ中に投資したのでヨーロッパは発展し、オランダは没落したというくだりや中世イタリアの「商売の手引き」あたりをもっと読みたかった。

  • skunk_c さん

    「面白くなくては歴史学ではない」とする著者だけのことはあり確かに読みやすかった。しかしタイトルは完全な肩すかし。他の方も書いていたが『通信と物流の世界史』の方がしっくりくる。世界史概説としては粗密が大きい(例えばポルトガルのブラジル進出はあってもスペインのラテンアメリカ進出は唐突にガリオン船が登場するだけ)し、ともかく間違いが散見。例えばp.176「(ドイツが)人工的にナイロンなどの化学繊維を開発」とあるが、まるで19世紀の話のよう。そもそもナイロンはアメリカのデュポンが世界恐慌後に商品化したものでは。

  • スプリント さん

    視点は面白いが概論レベルの掘り下げなのが残念。上下巻に分けてもいいのでもう少しページ数が欲しかったです。

  • futabakouji2 さん

    覇権国家は楽して儲けるシステムを作る。それを実践したのがイギリスだった。世界各地に電信、石炭供給地、保険会社、電車を作った。その各地に作ったインフラをドイツ、アメリカ、フランスなどに利用してその、手数料をもらう。インフラ投資で儲けるスタイルだったのかな?世界の枠組みを作る覇権国家は物流の自由化などをして交易の活性化に力を入れる理由がわかる。 物流から見た世界史と見ると面白い。しかし、これ政治史や戦争史から見たらとてもつまらないだろう。 タイトルは物流の世界史の方がいいような。

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