時代と作品で読み解く映画ポスターの歴史 映画の発明から2010年代まで世界の映画ポスターを芸術的、商業的な観点から探る

玄光社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784768311929
ISBN 10 : 476831192X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;30

内容詳細

映画の発明から2010年代まで
世界の映画ポスターを芸術的、
商業的な観点から探求する

イアン・ヘイドン・スミス(著)/プレシ南日子(訳)/岡田秀則(監修)


映画が生まれたのは1895年。リュミエール兄弟が撮影・映写の複合機「シネマトグラフ」を発明したことから始まる。一方、ポスターという宣伝媒体が生まれたのはそのわずか10年前のこと。本書では、現在でもいまだなお作り続けられる『映画ポスター』にスポットを当て、時代の変遷とともにその歴史を振り返える。ポスターデザインを手がけたアーティストやスタイル、映画的なムーヴメント、政治、イデオロギーなどの影響によって、映画ポスターにどんな変化がもたらされたのか? 当時の時代背景とともに紐解いていく。

 チャールズ・チャップリンの演じた放浪者チャーリーは、どのようにしてお馴染みのキャラクターになったのか? あるいは、グレタ・ガルボの神秘的な雰囲気はどのように宣伝されたのか? さらにはブロックバスター映画の歴史、年代ごとのグラフィックデザインの変遷、デジタル時代におけるポスターの役割まで、幅広い観点で映画史に迫っていく。映画、芸術、そして観客を惹きつけるための映画ビジネスを巡る、楽しく興味の尽きない旅に出てみよう。




【本書のポイント】
・1910年代から2010年代までの10年ごとに世界各国で作られた映画ポスターを紹介
・全450点の映画ポスターを掲載
・監督、俳優、デザイナーについて綴るコラムも


【掲載している監督・デザイナー】
D・W・グリフィス/チャールズ・チャップリン/フリッツ・ラング/ステンベルク兄弟/ジョセフ・フォン・スタンバーグ/エリック・ローマン/ビル・ゴールド/マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー/ジャン・コクトー/ソール・バス/レイノルド・ブラウン/スティーヴン・フランクファート/イングマール・ベルイマン/ヴィクトル・ゴルカ/ロバート・アルトマン/リチャード・アムゼル/スタンリー・キューブリック/ルネ・フェラッチ/ボブ・ピーク/ジョン・アルヴィン/スパイク・リー/ペドロ・アルモドバル/フアン・ガッティ/スティーヴン・スピルバーグ/クリストファー・ノーラン他

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    映画の始まりから、2010年代まで、10年を一区切りとしながら映画ポスターで映画史を語っていく。最初は、ミュシャやロートレックの映画以前から。映画史を追っていくが、合間に映画ポスターのデザイナーについても触れている。ポスターがイラストから写真中心に変わっていくのは、1960年代くらいからなのだということが分かる。時代時代を反映した映画ポスターの数々を見ながら、自分の辿ってきた映画史を振り返る。やっぱポスターとしては、初期の方が味があるなあと思ってしまう。解説で触れている映画で画像がないものもあるのが残念。

  • kaz さん

    サブタイトルどおり。映画ポスターの変遷がわかって面白い。以前は、映画に出てくるシーンがてんこ盛りだったのが、最近では登場人物の内面にフォーカスしたポスターの評価が高いようだ。風と共に去りぬなどは、広く知られた方ではないポスターが紹介されている。マニアックな本だと思う。

  • minamimi さん

    単純に楽しい。記述はあるけどポスターの写真が載っていないものもあり、ネットで調べれば良いのだけれど、ちょっと残念に思った。図書館本なのだが、所々に5ミリ幅のマスキングテープが貼ってあり、貼ってある箇所は西暦年(1940など)や文中の一部(ポスターのポスだけとか)や余白だったりして脈略もなく、一体何なのだろう?

  • リチャード さん

    1テーマあたり2ページ、多いものでも4ページの分量なので若干の食い足りなさをあるけれど、それでも400点以上のポスターアートとともに映画100年の歴史を駆け抜けていくのは大変楽しかった。この本を読むまで知らなかった『ハレルヤ』のポスターがめちゃくちゃカッコいい。

  • doji さん

    映画がハリウッド、プロパガンダ、インディペンデント、エクスプロテイションなどなど、さまざまなメディアとしての性質を帯びる時期ごとに、コミュニケーションとしてのデザインのあり方というものがあって、その変遷を豊かなビジュアルでたどることができるいい本だなと思う。そのまま広告の歴史ともクロスオーバーしていくのもおもしろい。デジタル端末が標準化したいま、逆に動画な場面写真をフルに使った宣材ビジュアルばかりで、そこにデザイナーの解釈が入らなくなってきているのはさみしい限りだと思う。

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