風土記から見る日本列島の古代史 平凡社新書

瀧音能之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582858839
ISBN 10 : 458285883X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;18

内容詳細

八世紀はじめ、国ごとに作成された『風土記』。その多くは失われてしまったが、『常陸国風土記』『播磨国風土記』『出雲国風土記』『肥前国風土記』『豊後国風土記』の五つが現存し、各地方の歴史、風俗、信仰などが記されている。古代の日本列島に生きた人びとは何を考え、どう生きていたのか?『風土記』から見えてくる、日本列島の古代史の世界。『風土記』を知ると、日本史がグンと面白くなる!!

目次 : 第1章 『風土記』のあらまし/ 第2章 『風土記』の中の神や英雄たち/ 第3章 五つの『風土記』の世界/ 第4章 古代人の祈り/ 第5章 古代の生活を支えるもの/ 第6章 日々の楽しみ

【著者紹介】
瀧音能之著 : 1953年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業。駒澤大学教授。早稲田大学、淑徳大学でも講師をつとめる。研究テーマは、日本古代史。特に『風土記』を基本史料とした地域史の調査を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はるわか さん

    8世紀前半、古事記、日本書紀と同時期に編纂。常陸、播磨、出雲、肥前、豊後の5つが現存。神々:スサノオ、オオクニヌシ、ヤツカミズオミズヌ、カシマ。天皇:倭武天皇、神功皇后、市辺天皇(意祁王・袁祁王の父)。開墾、井戸掘り、水利。

  • かわかみ さん

    風土記は律令制の中央集権国家の体制が整うとともに、それぞれの国衙が管轄している土地(国)の伝承や風俗を取りまとめたもので、「風土記」という名称で呼ばれたのは後代のことらしい。ほぼ完本の形で残っているのは出雲国のものだけで、播磨・肥前・常陸・豊後のものが一部欠損した形で残っている。本書は、それら残った五つの国の風土記を紐解いて日本書紀や古事記と異なる伝承や、記紀が扱っていない風俗を解説している。個人的には出雲大社がある出雲国と鹿島神宮がある常陸国の風土記の内容に興味を持った。

  • bapaksejahtera さん

    屡々記紀のついでに説かれる風土記について記紀と対比しつつ論を進める。風土記は記紀といかに折り合いをつけたか、古代の情報伝達能力に鑑み日頃から疑問に思っていたのだが、ヤマトタケルや神功皇后を天皇として扱った風土記の各書や神々に関する多様な記載などから、地方の独自性許容の一端が了解できる。国の下位にある郡の記述の多様さからは人々の帰属としての郡の強さが感じられる。なお著者は風土記逸文の中に風土記ではない物ありとの説を紹介する。私も中央の承認を得られた文書が各国に亙って風土記として残る蓋然性は低いと思うのだが

  • 乱読家 護る会支持! さん

    古事記、日本書紀と同時代に、国ごとに編纂れた風土記。全国60国分の各地の風土記が朝廷に提出された。現在、常陸、出雲、播磨、備前、豊後の五つが残されている。。。 スサノオ、オオクニヌシ、カシマ、ヤマトタケルなど、「記・紀」とは異なる側面を見せる風土記の表記。一部の風土記では天皇とされているヤマトタケルと神功皇后。多く残る「歌垣」の記述。

  • misui さん

    『古事記』『日本書紀』が歴史書であるのに比べて『風土記』は地理書である。五書と逸文しか残っていない中に幸いにも地元の豊後国風土記も含まれており、分量は少ないながら記紀神話とはまた違ったローカルな世界を楽しむことができた。神功皇后の記述はこんなに揺れてるんだなとか、開墾や歌垣の伝承も。

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