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濱野京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065280881
ISBN 10 : 4065280885
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;15

内容詳細

夜のランニング中、中学三年生の悠人は公園のブランコに座っている少女・朱音と出会う。受験を控え、自分の存在意義を見出せないでいた悠人は、何か事情を抱えていそうな朱音に惹かれていく。朱音が母の介護と妹の世話をしている「ヤングケアラー」だと知った悠人は、彼女のために何かしたいと思いはじめる。

【著者紹介】
濱野京子 : 熊本県生まれ。2006年『天下無敵のお嬢さま!(1)けやき御殿のメリーさん』(童心社)でデビュー。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 桜子 さん

    生きる事にまだ大人を必要とする年齢の子供が、大人の介護をする。そう聞いて、現実と遠いと感じる私は幸せな子供時代を過ごしたのだろう。ここに登場する女の子はまだ中学生で、でも子供だったらしなくても良い悩みを抱え、毎日が精一杯で。頼るとこさえ、思い浮かばずの日々。いま、親の為に子供が犠牲になり、辛い時を送っている人に頼る方法を知ってほしい。そして、親の介護に苦しんでいる子供が沢山いる事を知ってほしい。まずは、知ることからだと思う。でもね、この本、中学生の甘酸っぱい恋愛要素も出てきて、そこも堪らなく可愛かった!

  • こばゆみ さん

    中学生のヤングケアラーと、その子に恋した男子の物語。たぶん当事者が思春期で、恥ずかしくて家の状況を周りに言えないっていうのが大きい問題な気がする。そしてあとがきでも書かれていたけれど、中学生の恋愛をメインに描くことで、そこまで重たくなく読めるのが良かった。

  • 駒 さん

    刺さりました。必死に戦っていた朱音。不器用だけど優しい悠人。大人に相談するって大切なこと。でもその為には大人がちゃんとしていなければいけない。ちゃんと応えられる大人でありたいと切に思った。恋愛小説としても素敵だったな。オススメです。

  • めぐ さん

    あらすじとしては中学生の青春恋愛小説なのだが、ヒロインの少女が年の離れた妹の世話と病気の母親の介護に追われており、ヤングケアラーについて周知したいという意図で書かれた作品とのことで、ややヘビーなテーマとなっている。昨今ヤングケアラー絡みの事件が増えてきて社会の関心も高まった印象。著者もまたそれに近い経験があるようだ。文庫本で読んだが、元は児童書であったらしい。こういった作品がなるべく当事者の目に触れてSSW等の存在を知り、適切なサポートに繋がる事を願わずにいられない

  • 最早 さん

    すごく面白かったというか、刺さった。「ヤングケアラー」という言葉は知っていたけど、実際に当事者の子たちがどんな苦労をして、どれだけ生活を削っているのかまでは想像できていなかったから、これからは諸々の社会問題について、もう少し踏み込んだところまで考えて生きていきたいなと思った。解説でも書かれていたけど、児童書として出版されたこともあって、恋愛とシリアスな部分のバランスがちょうどよくて、暗くなりすぎずに読めた。朱音と悠人の未来が明るいことを願って!

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濱野京子

1956年熊本県生まれ、東京都育ち。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞

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