野原できみとピクニック

濱野京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784037273309
ISBN 10 : 4037273306
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p;20

内容詳細

裕福な家に生まれ進学校に通う優弥と、底辺高に通いつつアルバイトにいそしむ稀星、見えているものがまったくちがう二人が恋に落ちたら、見える世界はどう変わるのだろう。格差社会の恋の行方は?―優弥はある日、からまれていたところを稀星に助けられる。お互いの違いにとまどいながらも、惹かれあっていく、二人の恋が現代日本を映しだす、格差社会のラブストーリー。中学生から。

【著者紹介】
濱野京子 : 熊本県に生まれ、東京で育つ。『フュージョン』で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で第25回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 真理そら さん

    格差社会と偏見がテーマだが明るいタッチの物語。裕福な家に生まれ中高一貫の私立進学校に通う優弥は、公立でも底辺校と呼ばれる高校に通う少女・稀星に助けられて知り合い恋に落ちる。育った環境の違いから噛み合わない二人の会話が楽しい。こども食堂兼ブックカフェでの両校の生徒が入り混じったパーティの計画とそれを阻止しようとする大人達。生徒達双方が価値観の違いにとまどいつつも共通点を発見していく過程が爽やかだ。個人的な趣味としては優弥に友情以上の気持ちを持つ秀をもう少し絡めて欲しかった気がする。

  • 信兵衛 さん

    同級生だって語り合わなければ相手のことを知らないまま、という言葉が強く胸に残ります。

  • おおにし さん

    久しぶりのYA小説。今は偏差値ランキングだけでなく所得格差で高校が分断される時代なのですね。優弥と稀星の出会いがきっかけとなり2つの高校の間で交流ができたことはとてもよかったですが、高1の二人が進学・就職の時期を迎え、このまま恋人同士でいられるかとても厳しそうです。この小説を読んだ中高生たちはどう感じたのでしょうか。

  • てん子(^_-) さん

    底辺高校に通いながら家計を助けるためにバイトに励む稀星(きらら)と私立進学校に通う裕福な優弥が惹かれあい、やがて恋をする。二人は環境の違い、育ち方の違いに戸惑いつつもお互いを理解しようとする。周りの友達も巻き込まれ、それぞれが自他を考えるきっかけをつかむ。 [恋]の感情が遠い昔の人…は読んで下さい。胸キュンです!テンポよく進むストーリーの中に現代社会の問題点がきちんと組み込まれていて素敵な作品だった。

  • Yutaka Matsuzawa さん

    爽やかな心地良さが残る初々しい恋愛物語。でも今の問題を描く社会派の内容。北には裕福な進学校。南には荒れた公立校。駅を境にある南北問題。どんな家庭に生まれるかで決まってしまう子供の将来、連鎖する貧富。お互い知らないがゆえの偏見、それぞれの価値観。行政が機能しないから、コミュニティを繋ごうと努力する子ども食堂のカフェが印象的だし、線路や跨線橋が効果的に使われ、関心を待たず日々を過ごしてた北の男子と南の女子の出会いで、見えない壁が崩れてゆく様子がとても良かった。私はお酒を呑んじゃうけどピクニックいいね。◎

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濱野京子

1956年熊本県生まれ、東京都育ち。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞

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