となりのきみのクライシス

濱野京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784378015651
ISBN 10 : 437801565X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
168p;20

内容詳細

「子どもの権利、守られてないじゃん!」

緑野小学校6年1組、金沢葉菜の一学期がはじまった。
同じクラスになった幼なじみの賢也や、親友の光咲、となりの席の紳、紀里佳といっしょに、新しい担任の先生のもと、これまでどおりの学校生活をすごしていくと思っていた。
ところが、なんだか、まわりのみんなの様子がおかしい。ふとしたことから葉菜は、クラスメートたちの悩みや苦しみを、つぎつぎに知ってしまう――。
父親の家庭内暴力、学校でのセクシャル・ハラスメント、母親からの干渉、女子を見くだす家族‥‥。
ああ、知りたくなかった。気がつけば、みんなのいつもの毎日が、危機(クライシス)だった。

子どもの権利って何? 大人は知ってるの? 守られてないじゃん!
もう、がまんの限界―――ついに、子どもたちは声をあげる!

【著者紹介】
濱野京子 : 熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞

トミイマサコ : 埼玉県出身。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 信兵衛 さん

    「子どもの権利条約」、子どもたちにも学んで欲しいですが、大人たちも広くこの条約の存在を学ぶべき、と強く思います。 学ぶべき処の多い児童向け作品でした。

  • 雪丸 風人 さん

    「子どもが親の責任なんか取れるわけないだろ」という言葉が刺さりました。主人公は小6女子。学校や家庭など意外なほど身近なところに子どもたちの危機が潜んでいると気づいた彼女が、勇気を奮い立たせ、自分たちの権利を主張していきます。テーマがテーマなだけに胸が詰まる瞬間もありましたね。虐待が問題なのはもちろんですが、親がモンペというのも確かにつらい。子どもたちは差別されず守られるべきだというセリフは響きました。主人公が誘導されることに気づく部分など、大人には耳の痛い箇所もありますよ。(対象年齢は10歳半以上かな?)

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 新学期が始まり、いつも通りの日々が続いていくかに思われた小六の主人公。だが、先生のセクハラ、父親の家庭暴力、母親の過干渉、女子を見下す祖父と周囲には子どもにとって危機的な状況が広がっていた――。子どもの権利って一体なんだろう、と考えさせられた。子どもの権利条約については学校で習った気もしたが、そこから一歩踏み込んで考えたことはなかったし、深く教えられることもなかった。本作では子どもたちが自身の権利のために自ら考え行動を起こす。大人は子どもの権利のために何ができるか考えることも必要だと思った。

  • 柊子 さん

    面白かった…というより、勉強になったと言うべきか。テーマは「子どもの権利」。保護者である親の意見は聞くべきだけど、子どもの権利もしっかり守られなくてはならない、と再認識。「親は、自分で決めなさい…と言いながら、選んでほしいものの良い所をたくさん話し、選んでほしくないものをうまくディスる」つまり誘導するわけだ。私も息子にそういう子育てをしていたなあと、今更だけど、反省。良い児童書には「気づき」が沢山あって、勉強になる。

  • toshi さん

    いかにも濱野京子と言う内容の小説。 ただ、登場人物は単純なステレオタイプばかりではなく、良い面と悪い面を持っていたり(その辺りが物語のテーマでもあるんだけど・・)でいつもとは違う。 今回のテーマはちょっと深くて、主人公達が小学生と言う設定には無理がある感じ。 でも、物語としては上手くまとまっていて良かった。

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人物・団体紹介

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濱野京子

1956年熊本県生まれ、東京都育ち。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞

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