魚と日本人 食と職の経済学 岩波新書

濱田武士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004316237
ISBN 10 : 4004316235
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
230p;18

内容詳細

漁師、卸、仲買人、鮮魚店、板前など多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化。しかし、魚の消費量が減り、流通のあり方も変わってきている。日本各地の漁港や市場を歩いて調査を重ねてきた著者が、現場の新たな模索とともに魚食と魚職の関係を再考し、「食べる人」の未来に向けてのかかわり方も提言する。

目次 : 第1章 食べる人たち(「食」が細る/ 食の外部化の行方 ほか)/ 第2章 生活者に売る人たち(近所の魚屋/ 商店街の系譜 ほか)/ 第3章 消費地で卸す人たち(卸売市場、真夜中から始まる/ 卸売市場とは ほか)/ 第4章 産地でさばく人たち(港町にも市場がある/ 魚が加工場へ ほか)/ 第5章 漁る人たち(沿岸では漁師たちが/ 少し沖へ ほか)

【著者紹介】
濱田武士 : 大阪府生まれ。1999年北海道大学大学院水産学研究科博士後期課程修了。東京海洋大学准教授を経て、北海学園大学経済学部教授。専門は漁業経済学、地域経済論、協同組合論。著書に『伝統的和船の経済―地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(農林統計出版、漁業経済学会奨励賞受賞)、『漁業と震災』(みすず書房、漁業経済学会学会賞受賞、日本協同組合学会学術賞受賞)、『福島に農林漁業をとり戻す』(みすず書房、共著、日本協同組合学会学術賞(共同研究学術賞)受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ドルフィンマン さん

    町から魚屋さんが減少している背景には何があるのかという疑問から始まり、買う人、売る人の立場で魚業の移り変わりが述べられている本。とても細かく産業の歴史などについて書かれている印象を受けました。理解するには再読する必要がありそうです。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    食卓から魚が減り、お魚屋さんはスーパーに減り、卸売は扱いが減り、人が増えない漁師。海から消費者の口に入るまで、手間暇がかかり効率を上げることが難しく、付加価値を上げることが難しい。経済優先の現代社会では、魚職の皆さんが行きていくのはだんだん難しくなってきているらしい。そして、こんな状況の中で、泥沼化してる築地市場の移転問題。政治も魚職を救えない。

  • あつべよしき さん

    そういえば俺はあまり魚を買わないなと思ったが、それには俺の好みを差し引いても山ほど理由があるんだなと思った。人、つまり技術に金を出すのはすごく大事だが商品というクッションを置くと途端に買い叩くのはどこにでもあるのかな。悲しい

  • よし さん

    魚食に関わる人たちの状況をまとめた本。最も川下にいる私たち(消費者)から最も川上にいる漁業者の間に多くの種類の職人がいることが分かりました。卸売市場や産地市場も興味深かったですが、魚屋と漁業者の章が面白かった。確かに魚食や魚職の復権は並大抵のことではないかもしれません。まずは子どもたちに魚の美味しさを伝えることができればと思いました。

  • nnnともろー さん

    我が家はかなり魚を食べるが、それでも外国産が多い。有効な解決方法は…

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