京都はんなり暮し 徳間文庫

澤田瞳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198940119
ISBN 10 : 4198940118
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
252p;15

内容詳細

いま話題の歴史・時代作家が、歴史的な文献などからひもといた京都人も知らない京都の奥深い魅力の数々を紹介します。

【著者紹介】
澤田瞳子 : 1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。専門は奈良仏教史。2011年、初の小説『孤鷹の天』(徳間書店)で第17回中山義秀文学賞を最年少で受賞。13年『満つる月の如し仏師・定朝』(徳間書店)で、本屋が選ぶ時代小説大賞2012(「オール讀物」誌)ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    京都生まれ京都育ちの小説家が、春夏秋冬の京都を描いたエッセイ。梅の北野天満宮と思ったら漱石とぜんざい、鴨川の鳥を描いたと思ったら春の古本市。京都の牛乳の話をしたと思いきや祭りの学生バイトと名所巡りだけではない、地に足の着いた京都が融通無碍に書かれていて京都という土地の魅力を十分に紹介している。ただ中には京都人を描いた部分や京都人としての著者の意識が見られる部分もあるのだが…何と言うかこの部分がよそさんから見たら面倒くさいものがあるなあ。京都、空気を読むのに特化しなければ生き残れない部分があると思いました。

  • ちゃちゃ さん

    京都の四季折々の行事や名所が、その来歴も含めて、飾らぬ言葉(時には京言葉)で語られている。生粋の京都人である著者は、文化史学を研究されていたこともあり、確かな文献や資料に基づいた解説にも説得力があり、独自の切り口で非常に興味深い。とりわけ、京都人の人付き合いに言及された箇所は、思わず我が意を得たりという思いで読んだ。他者とのほど良い距離の保ち方、それはこの狭い京都で生きていくための智恵。歴史的に見ても常に変容し続ける逞しくも美しい都、それが京都。お越しの際に、本書を車中の友として読まれてはいかがだろうか

  • のぶ さん

    とても興味深いエッセイ集だった。澤田さんが生まれて以来、京都を離れたことがない生粋の京都人だという事で、内容がとても深いものばかりだった。自分も京都は好きでしばしば訪れるが、歴史の重さが違うのでホームに降りた瞬間から、何か違う空気をいつも感じる。そんな所に住む京都人のこだわりで、自分の気になっていた事や、知らなかった事もとても丁寧に説明してくれている。澤田さんの小説は数冊しか読んだ事がないが、こういう人の描く物は信用できると思った。過去の本を探して追いかけてみたい。

  • shikashika555 さん

    京都在住の歴史作家、澤田瞳子さんによる京都本。 京都が好きで、でも住んではいないからそこまでは詳しくなく、かといってよくあるグルメ本観光雑誌の類では全く物足りず…という人(私だ)にピッタリのガイド本ではないか! 四季の季節ごとの行事やそれにまつわる裏事情、美味しいものなどの話を、膨大な歴史地理の知識を下敷きに語られるとても面白く興味深く そしてやや辛口の とっても充実した内容でした。 京都好き かつある程度マニアの方に超おすすめ。

  • ユメ さん

    京都生まれ、京都育ちの著者が日々の暮らしを綴ったエッセイ。観光スポットやおすすめのグルメが紹介されているガイドブックもよいけれど、京都人の日常を垣間見られるこういう本こそ読みたい。改めて、京都の人は季節の移ろいを愛でることを大切に生きているという印象を強めた。折々の行事を楽しみ、四季の花を観賞し、旬の食材をいただく。そしてそのひとつひとつに宿る古からの物語を汲みとる。さすが歴史・時代小説の書き手と言おうか、丁寧に史料を紐解いて京都の歴史を解説してくれるのが嬉しい。この街を流れる時間はやはり豊かだ。

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人物・団体紹介

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澤田瞳子

1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程(前期)修了。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2010年、『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年、同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』で2012年、第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、同

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