基本情報
内容詳細
ボマルツォの怪物庭園、プラハの怪しい幻影、ノイシュヴァンシュタイン城、骸骨寺、パリの奇怪な偶像、イランのモスクなど、かねてから心惹かれ、著者の精神的な母胎であるヨーロッパへ初めて旅行した時に収穫したエッセイ。フランス、スペイン、イタリアなどの数ヶ月の滞在は、視る喜びと味わう楽しみに満ちたものだった。当時のみずみずしい印象を中心に編まれた紀行エッセイ。
目次 : 1(バロック抄 ボマルツォ紀行/ 昔と今のプラハ/ マジョーレ湖の姉妹/ 狂王の城/ バーゼル日記 ほか)/ 2(幻想美術とは何か/ シンメトリーの画家谷川晃一のために/ 紋章について/ 日時計について/ 洞窟について ほか)
【著者紹介】
澁澤龍彦 : 1928‐1987年。本名・龍雄。東京都芝区高輪車町生まれ。東京府立第五中学校から旧制浦和高校理科甲類に進学。戦後1948年、東京大学文学部フランス文学科に入学、関心はシュルレアリスムからサドへ。1953年卒業の翌年、コクトー『大胯びらき』の翻訳を上梓。1960年、警視庁保安課は澁澤訳『悪徳の栄え』を発禁処分、最高検察庁は猥褻罪で澁澤・石井両氏を起訴、サド裁判始まる。1969年、有罪確定。1970年、初めてのヨーロッパ旅行。1987年8月5日、頸動脈破裂で死去。主要な著作『唐草物語』(泉鏡花賞)『高丘親王航海記』(読売文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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里愛乍 さん
読了日:2018/04/20
belle さん
読了日:2017/09/30
misui さん
読了日:2023/11/05
よいおいこらしょ さん
読了日:2021/02/09
じゅん さん
読了日:2018/10/25
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