コンサート客席からの辛口発言 虚像を排し実像にのみ注目し続けた半世紀

満谷昭夫著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784434041129
ISBN 10 : 4434041126
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
追加情報
:
22cm,332p

内容詳細

音楽を愛するがゆえの苦言を呈し、クラシックの魅力を語る。音楽への純愛を綴る音楽随想集。

目次 : 音楽に憩いを求めて/ 音楽の楽しみと国民性/ 楽譜に忠実な演奏とは/ 「いぶし銀」と「老退化」/ 音楽監督の権限と責任/ 古楽器オーケストラの楽しみ/ 忘れ難い名演奏/ ハンス・クナッパーツブッシュの想い出/ カール・ベームの想い出/ サー・ジョン・バルビローリの想い出/ セルギュ・チェリビダッケの想い出/ クラウス・テンシュテットの想い出/ カルロス・クライバーとの出会い/ 音楽家との対談/ オヨッ!とビックリ、演奏中の突発事故/ ニューヨークのすし屋のヤッチャン/ いっぱい喰わされた話

【著者紹介】
満谷昭夫著 : 有限会社日本ケムテックコンサルティング(満谷事務所)代表取締役社長、工学博士。1950年第六高等学校(旧制理科)卒業。1953年京都大学工学部工業化学科(旧制)卒業。倉敷レイヨン(株)入社。研究所研究員。1959年工学博士。1963年同社本社勤務。企画本部主任部員、社長室主任室員、研究企画室主任室員、開発室長を歴任。1971年社長表彰特級金メダル受賞。1975年クラレを退社。日本ケムテックコンサルティング(株)創設、代表取締役就任。1995年有限会社に改組。1998年事務所を大阪から自宅敷地内に移転。1976年〜1998年大阪フィル友の会の幹事、代表幹事。1986年〜1992年大阪フィル運営委員会顧問。1993年より三木稔後援会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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今は入手不能。だけど東京は上野の文化会館...

投稿日:2014/12/29 (月)

今は入手不能。だけど東京は上野の文化会館に置いてあったと思う。記憶を頼りに書くがテンシュテット最後のニューヨークでのブルックナー交響曲第八番の記述が興味深かった。病気ではないかと思うほど顔は真っ赤で椅子に腰掛けずに立って指揮したとの記述があったと思う。また4公演のうち指揮したのは2公演のみで演奏の緊張感が凄まじくどの版を使ったか記憶に無いほどだったとの事。この記述は「ニューヨーク音楽小景」(私が読んだのは愛知県豊田市駅前「三合館」所蔵)の記述と異なる。こちらでは椅子に腰掛けながら4公演とも指揮したとあるからだ。演奏評も掲載されており僭越ながら記憶を頼りに書くが「NYタイムズ」が「興奮に欠ける。大味」と厳しい評価の反面「ニュースデイ」は「崇高で美しい演奏」と評価されていた。(記憶だが)テンシュテットは晩年股関節の激痛に悩まされていた(手術により片足は完全な人工関節)ので椅子に腰かけて指揮する事もあったようだ。91年第九の際は(また記憶だが)第3楽章まで腰掛けて指揮した。という話がある。許光俊氏によると第3楽章の後、なんとテンシュテットは体調が限界に達したのか舞台袖に引っ込んだまましばらく出て来ず聴衆を不安にさせたとの事。海賊盤を聞く限りアタッカで終楽章に入ってる気がするが、もう一度しっかり聞き直そうと思う。

ニトロプレス さん | 愛知県 | 不明

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満谷昭夫著

1929年生まれ、岡山県出身。(有)日本ケムテックコンサルティング(満谷事務所)代表取締役社長、工学博士。1950年第六高等学校(旧制理科)卒業。1953年京都大学工学部工業化学科(旧制)卒業。倉敷レイヨン(株)入社、研究所研究員。1963年同社本社勤務、企画本部、社長室、研究企画室主任部員歴任。1

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