湯本香樹実 / 酒井駒子

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くまとやまねこ

湯本香樹実 / 酒井駒子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309270074
ISBN 10 : 4309270077
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19×24cm,1冊(ページ付なし)

商品説明

だって、ぼくたちは ずっとずっといっしょなんだ――突然、最愛の友だち・ことりをなくしてしまった、くま。哀しみのあまり、くまは、暗い部屋の中に閉じこもる。ある日やまねこと出会って・・・。夢のコンビで贈る感動の絵本。

・MOE絵本屋さん大賞受賞
・全国学校図書館協議会選定図書

〈湯本香樹実〉1959年東京都生まれ。「夏の庭The Friends」で日本児童文学者協会新人賞等を受賞。
〈酒井駒子〉1966年兵庫県生まれ。「きつねのかみさま」で日本絵本賞受賞等受賞多数。

内容詳細

突然、最愛の友だち・ことりをなくしてしまった、くま。くらくしめきった部屋に、ひとり閉じこもっていたくまが、やがて見つけた、あたらしい時のかがやき。感動の絵本。

【著者紹介】
湯本香樹実 : 1959年東京都生まれ。東京音楽大学音楽学部卒業。小説『夏の庭―The Friends―』で日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞を受賞。同作品は十ヵ国以上で翻訳され、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞などを受賞。絵本の翻訳も手がける

酒井駒子 : 1966年兵庫県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。2004年『きつねのかみさま』(作:あまんきみこ)で日本絵本賞、2005年『金曜日の砂糖ちゃん』でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、2006年『ぼくおかあさんのこと…』でフランスでPITCHOU賞、オランダでZilveren Griffel賞(銀の石筆賞)を受賞。本の装画・挿絵でも活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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生死観について考えさせられるストーリーで...

投稿日:2010/08/07 (土)

生死観について考えさせられるストーリーです。モノクロのイラストがストーリーに一層の深みがあります。

羽夏 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    文は湯本香樹実。「ことり」の死から語り始め、途中に回想を置くという構成が成功している。「マレビト」の役割を果たす「やまねこ」と音楽も。ただ、最終場面での「くま」の旅立ちは読者に安心を与えはするが、やや予定調和に過ぎるようでもある。酒井駒子の絵は、モノクロームに徹しているが、「ことり」への追悼と「くま」の哀しみの表象だろうか。そして、木版画と思しき、かすれた技法は、かえって想像力を喚起しそうだ。花や森の色彩が背後に閉じ込められていて、旅立ちの時のみにわずかな赤が現れる抑制も効果的だ。"喪失"を追想する物語。

  • 馨 さん

    絵本。最初、ことりが死んでからのクマのしみったれた態度にイライラしたけど、クールなやまねこが出てきてからは楽しめました。絵が独特のタッチで絵本っぽくないです。大切な人が死んだときそっとそばで何を言うでもなくバイオリンを弾いてくれるやまねこみたいな人になれたら良いなあと思います。

  • やすらぎ🍀 さん

    ✨文も絵も、なんて素敵なのでしょう✨毎日迎えていた「きょうの朝」を受け入れられなくなった、こころやさしいくまさん。あなたは珊瑚色に美しく凛としていたのに…「きのうの朝」に戻りたい…。悲しいときは閉じこもる時間も必要です。時とともに悲しみは癒されます。こころに染みる言葉だったり、音楽だったりして…。目を閉じると懐かしい記憶が浮かびます。楽しかったことかひとつひとつ思い出されます。誰しも悲しみを抱えながら生きているのです。だから助け合って生きていくのです。あなたのことは、心の引き出しに大切にしまっておきます✨

  • Willie the Wildcat さん

    『別れ』。心の葛藤と向き合い方を学ぶ。特に物理的な点から精神的な捉え方が繊細に表現されている。悲しみから感謝。この過程に必要な”時間”も丁寧に描かれている。印象的なのは「朝食のシーン」と「”絵”のないページ」。やまねことの出会いとやまねこの寄り添う姿勢。モノトーン調の絵もとても温かい。いつ読んでもいい絵本。読後次男は「やまねこと仲良くなれて良かったね!」とのこと。そうなんだなぁ、人との出会いにも感謝を忘れないことだよね。

  • 寂しがり屋の狼さん さん

    愛するということが、とても美しい文章と絵で綴られている。小説家の宮下奈都さんがエッセイのなかで語っていた絵本。短い言葉と白黒の押絵。「たくさんの悲しみとつらさ、そしてささやかな希望を経験して、ようやく読むことのできる絵本だと思う。いつか、ぜひ開いてみてください。」宮下さんのその言葉の意味がよくわかります。

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