日本政治思想史 十七〜十九世紀

渡辺浩 (政治学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130331005
ISBN 10 : 4130331000
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,476,8p

内容詳細

江戸から明治半ばの激動の時代に生み出された政治をめぐる思想を、まったく新しい視点でとらえなおす通史。徂徠、宣長、そして武士や女性など、いかに生きるべきかを問い、苦闘する人々の真摯な思索の軌跡を辿る。

【著者紹介】
渡辺浩 : 1946年横浜市に生れる。1969年東京大学法学部卒業。現在、東京大学教授(大学院法学政治学研究科・法学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たばかる さん

    レポート用。江戸時代+明治初期の思想。この時代で割と日本研究は進んでいるのだ。 幕府の権威の保障する論理、朱子学奨励の根拠、幕末尊王攘夷/大政奉還を支える解釈など。ざっとおおまかに眺められるというところで全体像を掴みやすい。さすが東大出版。

  • coolflat さん

    176頁。徳川日本において、おそらく最も頻繁に論じられ、思想的影響力の大きかった儒学者、それは荻生徂徠である。徳川儒学史は、彼の出現によって様相を一変する。彼以降は、朱子学者たちも徂徠学を意識している。いわゆる国学も、それに触発されている。その影響は深く、大きい。彼は朱子学を批判して独自の儒学体系を築いた点で、伊藤仁斎に似る。しかし、江戸に居て将軍に近接し、政策提言もした点では、新井白石に準ずる。しかも、彼は仁斎の経書解釈を厳しく批判し、白石流の改革を強く否定したのである。

  • 紙狸 さん

    2010年刊。難しそうなタイトルがついていて実際中身も高度なのだけれど、読み始めると途中で置くのがもったいなくなるほど面白かった。序章に「文字」とは「高性能のタイム・マシーン」だとある。江戸時代の思想家たちがどんな人生を送り、何を考えていたのかー残された文を手がかりに、その時代に降りたって寄り添うように理解しようとしたのだろう。本をつらぬくのは士(さむらい)、特に下級武士への強い関心だ。江戸時代の思想を多角的に見ていくと、下級武士たちが徳川幕府を滅ぼし、明治維新をなしとげた理由が納得できる。

  • かんがく さん

    江戸時代から文明開化までの思想を儒学を中心に記述。一篇ごとが短いので、知っていることも多かったが、篇ごとを関連づけながら書かれているので知識が繋がった。荻生徂徠については、今まであまり気にしていなかったが、江戸時代の思想の転換点にいるということがわかった。

  • 小鈴 さん

    日本に思想や哲学は無かったのか?いや、そんなことはない。江戸時代の儒教の受容と独自の進化が、対抗的に国学を生み出し、日本とは何かを規定し続けた。黒船が江戸湾にやってきてたった14年で徳川政府が瓦解したのは、外圧に寄るからではない。思想的に西欧文化を受容し、理解したため自ら開いたのだ。関が原の戦いに勝ち、二世紀続いた徳川の世から明治維新(近代化)に至る思想の展開の進展が非常に興味深く、スリリング。戦国時代を終わらせた徳川初期は、統治の原理として儒学、特に朱子学を採用。太平の世で朱子学が浸透すればするほど、ア

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