第二次世界大戦アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ 文春新書

渡辺惣樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611768
ISBN 10 : 4166611763
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;18

内容詳細

ケインズを手玉に取った経済学者、国際連合設立を仕切った実力官僚―。ソビエトスパイが米国政権の中枢を蝕んでいた!戦後体制を形づくった重要な場面で、彼らが果たした決定的な役割とは?そしてチャーチル、トルーマンが認めざるを得なかった「敗北」とは?現代史がいま覆る!

目次 : 第1章 モーゲンソープランの非道/ 第2章 ソビエトに最も貢献したスパイ/ 第3章 アルジャー・ヒス ヤルタ会談の黒幕にして国連を作った男/ 第4章 露見したスパイ網/ 第5章 ルーズベルト・トルーマン体制の破綻/ 第6章 ワシントン議会が暴いたソビエトスパイ/ 終章 「戦勝国」アメリカの敗北

【著者紹介】
渡辺惣樹 : 日米近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。東京大学経済学部卒業。英米史料をもとに開国以降の日米関係を新たな視点から研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kawa さん

    日本をして開戦決断せざるを得なかったように仕向けたハルノートや国連設立、ドイツの占領政策等を仕切った米国政府高官、実はソ連のスパイだったという衝撃の書。著者は第二次大戦時のF・ルーズベルト大統領の外交方針を批判する前任大統領フーバーの書「奪われた自由」の訳者。主張の大部分はこの書に負っていると思われるが、「奪われ〜」や本書を読むと、ル大統領の共産主義に対する認識・脇の甘さが、戦後の冷戦から中国覇権主義、ロシアのウクライナ侵攻の暴挙までの災いの原因となっていると考えざるを得ない示唆に富む内容だ。

  • James Hayashi さん

    よくできたスパイ小説でなく現実に起こっていた事を資料を読み解き書かれている。以前読んだ本より、ハリー・ホワイトがハルノートの作成に関わり、彼がソ連のスパイであることは知っていたが、FDRとモーゲンソー財務大臣(ホワイトは彼の右腕)の関係や彼らの無能さを知った。またブレトン=ウッズ体制もしかり。またマーシャルプランが実行される前はモーゲンソープランなるものが存在し、ドイツは困窮を極めたとのこと。これもユダヤ人であるホワイトが憎しみゆえドイツを農業国へ貶めようと画策。続く→

  • 魚京童! さん

    アメリカはソビエトに操られていて、ソビエトは誰に操られているんだろうね。操るというか共存じゃないの?

  • fseigojp さん

    これを読むと、ゾルゲ事件の重要性も了解される

  • hdo obata さん

    第二次大戦で一番利益を得たのはソ連である。ソ連に貢献したのはアメリカ政府の中枢にいた二人のスパイであった。いかに優秀なスパイとはいえ、普通の知性、感性を備えた大統領なら彼らを見ていて何かおかしいと感じるはずである。少なくともFBIに調査を依頼するであろう。ルーズベルトは一切そういうアクションはとらなかった。共産主義にあまりに無防備だった。馬鹿だったのか?膨大な援助を行い、ソ連という国家を育てたのはアメリカである。Hoover が大統領だったら世界は全然違った現代史を歩んだかもしれない。

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