兼好さんの遺言

清川妙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093881838
ISBN 10 : 4093881839
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
追加情報
:
253p;19

内容詳細

賢人・兼好法師がわたしたちに遺してくれた数々の言葉を、90歳となった人生の達人・清川妙が、自らの90年の人生に重ねあわせて語る、最高の生きかたエッセイ。元気と勇気たっぷりの生きかた読本。

【著者紹介】
清川妙 : 1921年、山口県生まれ。奈良女高師(現奈良女子大学)文科卒。教職を経たのち文筆活動に入る。古典評論、生き方エッセイ、手紙の書き方など、多方面にわたる執筆や講演会で幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ともとも さん

    妙さんの人生、思い出、吉田兼好や『徒然草』の思い入れに触れながらも、 時に可哀そうだったり、人や文学を本当に大切にしながらも、元気に前向きに生きていたのだなと妙さんの人柄が伺えてきそうな感じをさせれてしまいました。 『徒然草』はこういうことを言わんとしているのか。などと納得させられてしまうほど、 とても解りやすく、それがかえって『徒然草』の魅力を引き出し、『徒然草』が気になりながらも、 元気で、前向きに生きていく活力を与えてくれるそんな1冊で良かったです。

  • とよぽん さん

    清川妙さんの最晩年の随筆だが、何とみずみずしい文章なのか!高等女学校時代に15歳で「徒然草」と出会って以来、清川さんの人生の要所要所で、生きる道しるべとなり、哀しみの底から立ち上がる勇気を与えてくれた兼好さんの言葉。私も、折に触れて「徒然草」を読み、兼好法師の遺言ともいえる尊い言葉を味わいたい。

  • Mayu さん

    うつくしきもの枕草子、でファンになった清川妙さん。ドナルドキーン氏の著作やばさらの群れを読んで気になっていた徒然草について書かれたこちらを読んでみました。兼好さんはかなり現代的なセンスの持ち主だったんだなぁと共感できる部分が多かったです。特に教養とセンスについて書かれた箇所が印象的で、松浦弥太郎さんのセンス入門に書かれていた内容の理解が深まったと思います。センスとは、人に見せるパフォーマンスではない、自分で自分を律する心づかい、という清川さんの言葉、月を眺めるていで、さりげなく人を送るエピソードが印象的。

  • ルル さん

    胸に刺さる洞察が描き込まれています 「生きる」って?を考えたい人は手にとってご覧になってみてください(*^-^*)

  • ハル さん

    兼好さんの言葉は時代を超えても変わらない真理と、それだけでは割りきれない矛盾だらけの人間臭さが同居していて滋味深い。けれど、それに負けない妙さんの豊かな解釈があってこそ、彼の言葉は時の埃にまみれることなく瑞々しいまま、ここに届く。とても90歳とは思えない若々しい文章。生きることを心底楽しみ、老いることを憂いていない。学び続け、智を研ぎ澄ます。生きるほどに磨きあげられてゆく。そんな妙さんこそ人生の先輩と呼びたい、とても素敵な女性だ。

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人物・団体紹介

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清川妙

1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校文科卒業。教職を経て、文筆活動に入る。古典評論、映画解説、生き方エッセイ、手紙など、多岐にわたるテーマでの執筆や、講座、講演で活躍。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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