万葉集の恋うた 中経の文庫

清川妙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806137979
ISBN 10 : 4806137979
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
林静一 ,  
追加情報
:
15cm,190p

内容詳細

初恋、両想い、秘密の恋の苦しみ、別離…。人間の持つ感情の、楽しさ、苦しみ、そのすべてを素直にうたっている万葉集は、いつ読んでも新しい発見と、明るい気持ちを私たちに贈ってくれます。瑞々しい文章と、多彩な挿画で案内する、一生ものの万葉集の世界。カルチャースクールで大人気の清川妙による、読み解きレッスン付き。

目次 : 第1章 恋のはじまり/ 第2章 片思い/ 第3章 恋の歓び/ 第4章 野の恋歌/ 第5章 待つこころ/ 第6章 秘密の恋/ 第7章 大和路の旅/ 第8章 紫草の恋/ 第9章 あずま路の恋歌

【著者紹介】
清川妙 : 1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科を卒業。教職を経たのち、30代半ばから文筆活動に入る。古典評論、エッセイ、手紙の書き方、映画評論など、多方面にわたる執筆や講演会で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • masa@レビューお休み中 さん

    和歌は難しいと思うかもしれませんが、一度感覚をつかむと難しい詩を読むよりも感情移入することができます。もちろん、古語の意味や詠み人の心情なども清川さんが説明してくださるので、知識がなくても意味は理解できるのです。恋しき人を朝に想ったり、夜の月に出逢った人を忘れずにいたり、恥ずかしくて好きな人の顔を見られなかったり…。今も昔も、人を好きになる想いというのは変わらないんだなということがわかるのです。しかも、万葉集の時代の男女は情熱的でストレートな物言いなんですよね。そのストレートさが心に響いて心地よいのです。

  • しゅてふぁん さん

    万葉集の歌は数える程しか知らなくて小難しい印象だったけれど、紹介されている恋の和歌はどれも素朴で可愛らしいものだった。こんなに素直に自分の気持ちを詠い上げることが出来るなんて素敵!そんな歌を贈って貰える人が羨ましい。歌で恋文の遣り取りかぁ…いいなぁ、してみたいー(´艸`*)こういった解説本を読む度に、受け手側の感性や知識量によって歌意が随分と変わってくるものだなと実感する。言葉の意味通りに読むだけではなく、その歌を立体的に捉えて、読み手の意図やその世界観を豊かに味わうことができるようになりたいな。

  • はなん さん

    ここ数冊の本の影響で、いにしえといまの美しい日本語に触れたくなり手に取る。以前図書館で借りた「万葉恋歌」で感銘を受けた作者のこの一冊は間違いなかった。親しみある言葉で説明される万葉集の歌の数々は、いま、そこで詠まれているかのごとく鮮やかに景色を浮かべ、心を想う。「恋」が実はとても自由であったこと。それ故の悲恋もあれども人々は、自らの想いを時に密やかに、時に大胆に相手に伝える。生き生きとした時の流れも感じられ、非常に深く濃い一冊。「万葉恋歌」を含む既刊本3冊を抜粋して纏めて文庫化したとのこと。(続)

  • のほほん@灯れ松明の火 さん

    著者の古典をとても愛されているという想いが あちこちに あふれている本でした。だからといって、全く 押しつけがましくなく、素直に 恋のうたって素敵だなぁって思うことができました。

  • ゆきこ さん

    万葉集の恋のうたに、とってもロマンチックな解説を添えた一冊です。どのうたも美しく 、命の輝きに満ち溢れているように感じました。言葉や音の響きを大切にしている万葉の人々のセンスがすごい。そして何より、千数百年の時を経て現代まで、万葉のうたが脈々と歌い継がれているという事実がただただすごい。イラストもかわいくて良かったです。

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人物・団体紹介

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清川妙

1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校文科卒業。教職を経て、文筆活動に入る。古典評論、映画解説、生き方エッセイ、手紙など、多岐にわたるテーマでの執筆や、講座、講演で活躍。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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