Triangle Session

1977年6月3〜4日に行われた西武劇場でのブレッカー･ブラザーズ（兄弟として初来日）とのセッションを収めた歴史的ライヴの24chマルチ･テープからその全てをアーカイヴしてリリースするデラックス･エディション企画です。

当時のアルバム･リリースでは5曲しか発表されていませんでしたが、ライヴは2日間全く同じ曲目で演奏されているので、そのベスト･テイクを深町 純監修で選び1日分全12曲を再現しCD2枚組にて収録。

今回は新たにミックスも全てやり直し21世紀のテクノロジーで当時を再現。特にミックスについては修正を殆ど加えず、各楽器のバランスを合わせる事に注力されています。（King Kongの頭で深町氏のミス・タッチも作品のトータルの出来栄えを優先してのチョイスとなりました）

また当時のライヴ録音はそのほぼ全てがアンプを通したマイクでの録音ですので、特にホーン･セクションは動く事により録音の音量レベルが安定していませんので、そこが一番のエンジニア泣かせといいます。

ともかく、参加メンバーの大村憲司、高水健司の若き才能、そしてゲストではあるが自身の曲のメドレーを披露している高中正義、そして爆発寸前のブレッカー･ブラザーズと70年中期から後半のクロスオーヴァーからフュージョンへと変化する息吹きを感じ取って頂きたいと思います。


深町純：Keyboard
大村憲司：Guitar
高水健司：Bass
Martin Willwebre：Drums
浜口茂多也：Percussion
ペッカー：Percussion
Randy Brecker：Trumpet （Except Disc1 M-1,2）
Michael Brecker：Saxphone （Except Disc1 M-1,2）
Barry Rogers：Trombone （Except Disc1 M-1,2）
ゲスト
高中正義：Guitar（Disc1 M-7、Disc2 M-4）