ミステリー・アリーナ 講談社文庫

深水黎一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065118078
ISBN 10 : 4065118077
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
448p;15

内容詳細

嵐で孤立した館で起きた殺人事件!国民的娯楽番組「推理闘技場」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えは何と15通り!そして番組の裏でも不穏な動きが…。多重解決の究極にしてミステリー・ランキングを席巻した怒涛の傑作!!

【著者紹介】
深水黎一郎 : 1963年、山形県生まれ。慶應義塾大学卒業。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に短篇『人間の尊厳と八〇〇メートル』で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。2015年刊『ミステリー・アリーナ』が同年の「本格ミステリ・ベスト10」で第1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • koma-inu さん

    クローズド・サークルで起こった殺人劇、それを問題編として、14人が早押し形式で真相を解答していく。なんと、15の多重解決が用意!問題編の途中で解答できるのがユニークで、解答→問題編進行→否定→新たな解答 と続くのが面白いです。文中をよく読めば分かるヒントが多く、読み直し必須でした。主催の恐ろしい目的、バカミスな最終解決で畳み込まれ、最初から最後までお腹いっぱいになれる、怪作です。ネットで16番目の解決の考察もあり、広がりある作品と思いました。

  • しん さん

     凄いミステリを読んでしまった、、というのが第一印象です。いわゆる多重解決ものでクイズ番組形式で1つの事件に15通りもの解答を導き出していく、あるいは与えていく解答者達。それぞれの推理はそのどれもが新たな発見があるためミステリの可能性というものの多彩さを見せつけられました。様々な可能性がある中で、読者をいかに驚かせ、納得させられるかを作者の人達が真摯に考えて提示してくれているんだと思うと頭が下がります。たとえ納得がいこうがいくまいが、「答え」が常にあるからこそミステリー小説は面白いんだなと感じられる作品。

  • bluemint さん

    近来稀に見る面白さ!何せ15の多重解決なのだ。伏線をばら撒き、都合の良い証拠を取捨選択しながら一つの解決を提示する作り方のようだ。読みながら作者が綿密な設計図を苦労して考えているのが目に浮かんだ。よくある「どんでん返しの連続」が、証拠の後出しと言われバカにされているが、バラエティーショー形式にしてそれを防いでいる。とにかく怒濤の展開と、解決数の物量作戦(笑)で飽きさせない。各々の解決策も、その時点では納得できるものばかりで、数だけではなく質も高い。惜しむらくはショーにした為、緊張感が少し損なわれたことだ。

  • momi さん

    ええっ〜そんなのあり…が連続です!!怒涛の展開と言えばそのとおりで…アンフェアの連続でついていくのが必死ッ!!これは…私には合わない作品かな〜って思いながら読み進めていくと…何故か先が気になってきて…最後まで見届けてやる!って気持ちになって…意地になって読了です!いや〜とても個性的な作品!!嵐で孤立した館で起きた殺人事件!テレビ番組に出演したミステリー読みのプロたちが賞金20億円をかけて謎解きに挑む!全員ミステリー好きな登場人物たち!これは読み手も頭の回転を速くしないとついていけない!!笑

  • yu さん

    読了。 なんだろうなぁ、リアリティが全く感じられないお話しだった。終始、司会者が「宮根さん」に脳内変換されてしまう。この司会者のくだりが、読んでて一番しんどかった。ゲスすぎて。。。ミステリークイズの方もイマイチ。

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人物・団体紹介

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深水黎一郎

1963年山形県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院後期博士課程単位取得退学(仏文学専攻)。在学中にフランス政府給費留学生としてフランスに留学。ブルゴーニュ大学修士号取得、パリ第12大学博士課程研究専門課程(DEA)修了。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞しデビュー。

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