建物が語る日本の歴史

海野聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642083362
ISBN 10 : 4642083367
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
295p;22

内容詳細

建築物は歴史を語る証人である。国家の威信をかけて建てられた寺院や城郭、人びとが生活した住居など、原始から近代まで各時代の建物で読み解く日本の歴史。社会と建物の関わりに光を当てた、新しい日本建築史入門!

目次 : はじめに 歴史のなかの建築/ 集落の形成と農耕/ 王権と巨大建造物/ 仏教公伝と寺院建立/ 律令と都城の形成/ 建築の国風化/ 南都復興と新時代の幕開け/ 戦乱による破壊と桃山の栄華/ 近世の太平と火事/ 民衆文化の隆盛/ 近代日本の黎明/ 建築の意味と歴史

【著者紹介】
海野聡 : 1983年、千葉県に生まれる。2006年、東京大学工学部建築学科卒業。2009年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。現在、奈良文化財研究所研究員、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鯖 さん

    竪穴住居から始まる数ページずつ各時代の建物を追ったコラムのような造り。新聞に連載されてたらとても楽しみにしただろうなあと。興福寺の仏頭が山田寺のものだということは知っていたけれど、蘇我倉山田石川麻呂が暗殺された後、荒廃した寺から興福寺の本尊とするため盗みだし、度重なる戦火と落雷に燃やされ、避難させようと埋めたものの忘れ去られ、昭和になってやっと発掘というあんまりな仏生を送ってこられたのは知らなかった…。南蛮寺は宣教師に建築の専門家がいなかったので、寺のリサイクルだったことなどどれもこれも面白かった。

  • ムカルナス さん

    日本建築史というと建築様式の特徴とか聞きなれない部位の説明が多く判りづらいが 本書では何故、そのような建築が登場し、やがて作られなくなり、破却されたのかという視点で縄文時代から明治までの建築史が語られる。@外国の脅威により古代では中国、近代では西洋の文化を取り入れ建築にも反映する。A国内では政権が変わると権力を誇示するために新たな趣向の建築が作られ、前政権のものは破却される。B寺社では仏を祀るだけだったお堂が参拝する人々の要求により内陣や向拝が大きく華美になっていく。etc 一味違う日本史としても面白い。

  • kumataro33 さん

    図書館本。日本の建築の歴史的な位置づけを概観できる本がないかと探していたところ、本書に行き当たる。@権力の誕生からその象徴としての建築様式の確立、A権力の交替による建築の破壊・否定と新たな建築様式の創造、B江戸安定期から明治の文明開化による民衆への建築文化の解放、という3つのプロセスを解く。著者の専門である奈良時代までで半分の分量を割いており、やや偏りがあるものの、文章は平易で読みやすかった。各地の建築を見学する際の、一つの視点を獲得できそうな一冊。

  • インテリ金ちゃん さん

    歴史の視点から見ると建物はまた新たな一面を見せてくれる...

  • Ryuji Saito さん

    2018年67冊目

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海野聡

1983年千葉県に生まれる。現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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