魔女の世界史 女神信仰からアニメまで 朝日新書

海野弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022735720
ISBN 10 : 4022735724
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
278p;18

内容詳細

蠱惑し、戦い、変容する女=「魔女」の世紀

 19世紀末美術を魅了した「ファム・ファタル」以降、魔女は可視化され、そのイメージが爆発的に拡散された。中世魔女狩りからゴスロリ、そしてアニメまでに継続される「魔女」の遺伝子とは?

 20世紀の魔女復興運動、フェミニズム、カウンターカルチャーを通過し、新たなステージへ飛翔する「魔女」論。美術批評、20世紀史、女性とポップカルチャー論を縦横無尽に遊歩して明らかにする「魔女」の真実。

●19世紀末美術に視覚化された「魔女」
●アール・ヌーヴォーからフェミニズムへ
●秘密結社:黄金の暁団、クロウリー、ガードナー
●パンクからゴス、そしてゴスロリへ
●アニメ、ネットにみる魔女の文化遺伝子

「魔女狩り」から「魔法少女」「きゃりーぱみゅぱみゅ」まで
伝説から歴史へ、明かされる「魔女」の真実

サロメ/メドゥーサ/リリス/パンドラ/オフィーリア/ベアトリーチェ/ロイ・フラー/サラ・ベルナール/ゴシックロマンス/イサドラ・ダンカン/象徴主義/ラファエロ前派/アール・ヌーヴォー/黄金の暁団/ガードナー/クロウリー/ボーヴォワール/ウィッカ/スターホーク/フリーダ・カーロ/バルテュス/ニューエイジ/アサトル/シャーマニズム/アーシュラ・K・ル?グウィン/レニ・リーフェンシュタール/エリカ・ジョング/ヴィヴィアン・ウエストウッド/ココ・シャネル/パンク/ゴス/インターネット/スチームパンク/ゴスロリ/シンディ・シャーマン/リサ・ライオン/ジャン・コクトー/アガサ・クリスティ/キャロル・オニール/イーストウィックの魔女たち/エヴァンゲリオン/下妻物語/土偶/サイケデリック/トランス/ティム・バートン/レディ・ガガ/セーラームーン/まどか☆マギカ/宮崎駿/宝塚/AKB48/きゃりーぱみゅぱみゅ/初音ミク/艦コレ/アナと雪の女王

【著者紹介】
海野弘 : 1939年東京都生まれ。評論家・作家。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業後、平凡社『太陽』編集長を経て独立。現在、美術・映画・音楽・都市論・歴史・華道・小説などの幅広い分野で執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 佐島楓 さん

    とても興味深く読むことができた。日本が発信する「魔女カルチャー」についてはもっと深く分析することが可能だと思うし、それが必要だとも感じた。日本文化の特異性を強く感じた。

  • 明智紫苑 さん

    鏡リュウジ氏の『魔女術』に続いて読んだ魔女本だが、これは近現代のサブカルチャーでの「魔女」イメージを扱うものだ。なるほど、芸能界もオタク文化も「魔女」がいっぱいなんだね。私が好きな椎名林檎も(この本には取り上げられていないが)現代日本の「魔女」だろう。私は趣味としてドールカスタマイズを行なっているが、この本を読み終えてからは、タンスや本棚に並ぶ美女や美少女のオリジナルキャラクタードールたちが「魔女」に見えてしまう。実際、女神様にあやかった名前のお人形も何体かある(いる)し、女神信仰的な偶像崇拝なんだな。

  • frosty さん

    魔女が時代を超えてどう変化してきたか。それもあるけれど、女性の歴史をやって行く中で、魔女という存在は世界をどのように変えていったか、を教えてくれるような本だと思った。実はこれ、学校の夏期休暇の宿題をやるために読んだ本(笑)でも本自体は好きなの選べたから、読んでいて楽しかった♪。自由課題だったから強制されてるわけでもなかったしね♪私も魔女になりたい! 別にカヴンとかに入りたいって願望があるわけではないけれど、魔法を使いたい!!

  • めぐみ さん

    うーむ、後半流し読み。タイトルと序章で面白そうと思ったんだけど、結局『魔女』の定義が曖昧で近現代あたりからよく分からなくなってしまった。近現代史を復習してからまた読んでみようか。

  • ハルト さん

    読了:○ 前半はおもしろかったです。ただ後半のゴス以降はいろいろこじつけすぎなような。触れているわりに、オタク系カルチャーにはあまり詳しくなさそうな…?腐女子ってキーワードがまったく出てこなくて意外。あと小林幸子さんは〈魔女〉ではなくラスボス。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

海野弘

評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業。平凡社にて、『太陽』編集長を経て、独立。美術、装飾文化、都市論、文学など幅広い分野で執筆を行う。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品