22年目の告白 私が殺人犯です 講談社文庫

浜口倫太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062936484
ISBN 10 : 4062936488
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;15

商品説明

驚愕の先の涙、涙! 小説というもう一つの衝撃。
書籍編集者・川北未南子は苦悩していた。突如現れた美しい青年・曾根崎雅人から預かった原稿は、巧みな文章で綴られ、彼女を魅了した。しかし、そこに書かれていたのは、22年前の、すでに時効が成立した連続絞殺事件、その犯人による告白だったのだ。はたして、この本は出版されるべきなのか。だが――わたしはもう悪魔の虜になっていた……。
出版された『私が殺人犯です』は、たちまちベストセラーとなり、曾根崎は熱狂を煽るかのように挑発行為を続ける。犯人逮捕を果たせなかった刑事の無念。そして、被害者遺族たちのやるせない思い――。社会の禁忌に挑む小説版『22年目の告白』が登場。

内容詳細

編集者・川北未南子の前に突如現れた美青年・曾根崎雅人。彼から預かった原稿は、時効となった連続殺人事件の犯行を告白したものだった。その残忍な犯行記録『私が殺人犯です』はたちまちベストセラーとなり、曾根崎は熱狂を煽るかのように世間を挑発し続ける。社会の禁忌に挑む小説版『22年目の告白』。

【著者紹介】
浜口倫太郎 : 1979年奈良県生まれ。2010年、『アゲイン』(文庫は『もういっぺん。』に改題)で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。放送作家として『ビーバップ!ハイヒール』『クイズ!紳助くん』『たかじん胸いっぱい』などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    映画の小説版だけあって、読んでいて山場のシーンが目に浮かぶ構成だった。メインのキャラクターに共通するのが、「本の虫」。本を読み、書くことがたまらない人たちに心惹かれた。

  • ソルティ さん

    数年前テレビで映画見て衝撃だったが、本はほぼ同じなのにやっぱり衝撃。何を書いてもネタバレになりそうだが、まず事件が凄惨、その22年後に起こる事、その直後のどんでん返し劇、全て世間を驚かせ問題を投げかける。手間と計算の復讐、殺人犯がスターになる様、真犯人⋯全てがやるせないのにこの大団円は和やかすぎて違和感。いくらなんでもお咎め受けたでしょ。読書家が多く登場し、その思いに共感できる。「未南子が編集者になったのは、人を幸せにする本を作りたいからだ。殺人犯が書いた本を読んで、一体どこの誰が幸福になるというのだ。」

  • ウッディ さん

    時効になった22年前の連続絞殺事件の犯人として名乗り出た曾根崎雅人。告白本を出し、マスコミの注目を集める彼の目的とは?映画を観たので、結末は分かっていたが、それでも面白かった。衝撃的な導入部からラストまで読ませるストーリーの面白さは共通していたけど、編集者の未南子のこんな本を出版しても良いのかという葛藤、刑事の牧村と被害者家族である美晴との本を通じた結びつきが、清々しいラストへの伏線になっていて、映画では描ききれない面白さになっていたと思いました。とっても面白かったです。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    久し振りにドキドキ感ハンパ無い小説に出合えました。 公訴時効撤廃法案の施行前日に時効を迎えた4件の連続殺人事件の犯人が22年ぶりに告白本を出版、今頃になって犯人は何故? ちょっと設定に無理矢理感があるし、そのせいで先が読めるけど面白かったですよ。 最後の展開が出来すぎなのも笑えました。 <(^_^;

  • うっちー さん

    ちょっとひねりすぎ感がありますが面白かったです

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