右翼と左翼 幻冬舎新書

浅羽通明著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344980006
ISBN 10 : 434498000X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
追加情報
:
18cm,253p

内容詳細

右翼、左翼って何。定義はもとより、世界史的誕生から派生まで、影響された日本の「右・左」の特殊性から戦後のゆがみ、現代の問題点までを解明。ここ100数十年の世界史とそれに巻き込まれた日本の歴史がわかる。

【著者紹介】
浅羽通明著 : 1959年、神奈川県生まれ。「みえない大学本舗」主宰。著述業、法政大学非常勤講師。81年、早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yumiko さん

    なんだか読者を選んでしまいそうなタイトル。でもとても分かりやすく面白かった。あとがきにもあるように、近代の世界史や日本史、特に社会思想史の早わかりにもなりそうな一冊だ。あの人は左寄り、あの党は極右政党、安易に使っているけれど、そもそもなぜ思想を右と左に分けるのか?フランス革命に端を発するその定義を、歴史を追って丁寧に説明してくれている。戦後の日本の歪みはなるほど納得だ。ネトウヨなどと呼ばれ、匿名で過激な言葉を吐く現代の人々に対する一刀両断はごもっとも。彼らには核となるものも犠牲とするものもないのだから。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    一人暮らし先に右翼の車が来て軍歌らしきものを流していくのですが最後まで聞き取れたことがありません。そしてふと「左翼と右翼の違いって何だろう?」と思い、この本を読みました。言葉の起源から変遷と代表などが分かりやすく、説かれています。戦後の左翼、右翼が表となって分かりやすく、表示されているのには助かりました。左翼右翼は互いがあるからこそ、成り立つものであり、真逆の存在ではなく、どちらにもなる可能性のある表裏一体の定義である印象を受けました。それらを興味本位で扱うのは真剣に考えている人に失礼かもしれません。

  • いろは さん

    右翼って何?左翼って何?「右寄り」って何?「左寄り」って何?と思うなら、手軽な新書のこの作品を手に取ることをオススメしたい。私は元からネトウヨに偏見を持っていたり、右翼の黒い街宣車が怖いから、「そうではないほう」を選んでしまったりしていたが、この作品では、右翼と左翼について、事典などを参考にされていたり、右翼と左翼の言葉の意味、成り立ち、歴史などが述べられており、とても実のある作品だった。「ここが嫌い」だから、右翼または左翼となるより、歴史を知り、学ぶことの必要性を感じた。最後に、私は「左寄り」だと思う。

  • とうゆ さん

    現在の日本では右翼と左翼のどちらとも、イデオロギーたり得る力を失ってしまっている。左翼の言う共産主義の時代は終わっていると言ってもいいし、右翼にもアメリカからの自立を唱える勇気はない。その矛盾をごまかすために、左翼は平和主義を、右翼は親米を目指して活動してきた。しかし、左翼には平和を実現する具体的なプランがないし、右翼に至っては、親米という本来の保守思想と真っ向から対立してしまう状況にいる。宗教を持たない日本で、今後イデオロギーたり得る思想が生まれ得るのだろうか。

  • 警蓮社峻譽身阿 さん

    非常に丁寧に右翼左翼について解説されている。そもそもがフランス革命で、王権を抑制し議会の権限を勝ち取ろうとした自由化思想を、議席の位置から左翼といい、カウンター的に王権を維持しようとしたのが右翼とするのが語源。当然革命が進行し自由化が進むにつれ左翼が増加し中道の基準も左側になっていく。つまり絶対的な基準はなく、歴史の中で相対的に評価される尺度。また国や時代でも変化する。軍事強化は日本では右だが、諸外国では必ずしもそうならない。現代日本では、政治的外交的文化的経済的な要素でそれぞれ四次的に評価可能だ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

浅羽通明著

1959年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。星読ゼミナール主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品