死者たちの語り 13 コレクション 戦争と文学

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570133
ISBN 10 : 4081570132
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
20cm,721p

内容詳細

戦後世代が次代に継承すべき遺産として、新たな視点に立って精選した平成版・戦争文学アンソロジー。本書は「死者たちの語り」。戦いで無念に死んだ者たちが、生者に訴える癒されぬ魂の叫びを聞き書き記す。

【著者紹介】
小川未明 : 1882(明15)・4・7〜1961(昭36)・5・11。新潟生。早大英文科卒。中学時代、回覧雑誌に和歌や漢詩を発表したり、時事問題を論じたりした。大学では坪内逍遙に師事、卒業論文は「ラフカディオ・ハーンを論ず」。卒業後、島村抱月の勧めで新しい児童文学興隆のために「少年文庫」を編集、童話も書くが一号で廃刊。1907年、第一創作集「愁人」刊。新聞、雑誌記者の職に就くが、09年、筆一本となり、生活は困窮する

夏目漱石 : 1867(慶応3)・1・5(太陽暦2・9)〜1916(大5)・12・9。江戸(現・東京)生。東大英文科卒。1889年、東大の予備門である第一高等中学本科一年の時、正岡子規と知りあう。92年4月、徴兵に関連し北海道に移籍し、北海道平民として一戸を創立する。大学在学中、東京専門学校(現・早大)講師、93年、大学院に在籍しながら高等師範学校(現・筑波大)で英語教師を勤める。95年、愛媛県尋常中学(現・県立松山東高)に英語教師として赴任

江戸川乱歩 : 1894(明27)・10・21〜1965(昭40)・7・28。三重生。早大大学部政経学科卒。学生時代にポーやドイルの探偵小説に出会い翻訳を試みる。1916年大学卒業。六年ほど十数種の職業を遍歴した後、23年「二銭銅貨」を「新青年」に発表。その後たてつづけに短編作品を同誌に発表する。24年、専業作家として立つ決心をし、翌年「D坂の殺人事件」「心理試験」発表。探偵小説作家のパイオニアとして、創作のかたわら海外の作家作品を紹介したり、内外の作家作品を評論

鮎川信夫 : 1920(大9)・8・23〜86(昭61)・10・17。東京生。早大英文科中退。37年、詩誌「若草」に投稿した詩により中桐雅夫に勧められ「LUNA」に参加。39年、第一次「荒地」を森川義信らと創刊。42年、近衛歩兵第四連隊に入営、翌年4月スマトラへ出征。44年6月、傷病兵として内地送還。45年2、3月に福井の傷痍軍人療養所で「戦中手記」を執筆。12月上京、46年、詩作再開。47年、北村太郎、田村隆一、黒田三郎、中桐らと第二次「荒地」創刊

石原吉郎 : 1915(大4)・11・11〜77(昭52)・11・14。静岡生。東京外国語学校(現・東京外国語大)独語部貿易科卒。38年受洗。39年応召、翌年、大阪歩兵連隊内大阪露語教育隊に配属され、41年関東軍情報部に転属、ハルビンで敗戦。ソ連軍に抑留され、各地の収容所を転々とする。スパイ容疑で二五年の重労働刑を受けるが、スターリン死去による特赦で53年に帰国。三九歳で詩作を始める。投稿詩を鮎川信夫に認められ、58年「荒地」同人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しょうご さん

    死者とひとくくりに言っても千差万別、死後も魂といいましょうか、その気持ちが生物的に朽ち果てるのではなく、精神性として残るとして、愛する子や肉親への見守り系、この世に言い残した未練系、苦しみを解かれたい苦痛系とある。他にも分類できそうだが。僕がお薦めしたいのは、昔読んだこともある独特な江戸川乱歩の異質作品「芋虫」、井上ひさしの戯曲「父と暮らせば」、奥泉光「石の来歴」、目取真俊「水滴」あたりか。薦めたい一書である。

  • 和泉花 さん

    この本はしんどかった

  • てつや さん

    今回の収録作の中では、井上ひさしさんの作品がとても響きました。それにしても、刊を追うごとに、書店での在庫量が減って来ている感じですね。次刊の日中戦争は、2冊しか入荷してなかったです。いよいよ予約しないとまずいかなぁ。。

  • てまり さん

    平たく言えば「幽霊が出てくる戦争小説」ってことで。文学よりの作品に限定して、このテーマで1冊編むのはちょっと無理があったのではという気がしないでもない。推理小説とかどうなのかなぁ。横溝の「百日紅の下で」とかさ。小川未明のと「水滴」はとてもよかったです。

  • コマイヌ さん

    これねー、読めた。統一テーマが幻想文学・マジックリアリスムに直結するからか。

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