コレクション戦争と文学 5(幻)

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570058
ISBN 10 : 4081570051
フォーマット
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,683p

内容詳細

戦後世代が次代に継承すべき遺産として、新たな視点に立って精選した平成版・戦争文学アンソロジー。本書は「イマジネーションの戦争」。ここにない幻の戦争が、“現実”を照らし出す。

【著者紹介】
芥川龍之介 : 1892(明25)・3・1〜1927(昭2)・7・24東京生。東大英文科卒。卒業後、二年ほど海軍機関学校英語教官を勤める。その後大阪毎日新聞社員。学生時代から小説を書き、1916年、第四次「新思潮」創刊号に発表した「鼻」を夏目漱石が激賞。多数の短編を発表し、芸術至上主義作家と称される。自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 中玉ケビン砂糖 さん

    、この巻だけ興味深いラインナップだったので手に取った、「イマジネーションの戦争」という括りが何を意味するのかというと、それはつまり戦争と いうものを今描こうとしたら、我々は資料に基づく「イマジネーション」を最大限に駆使しなければならず、そうあろうとしない書き方はまず不可能だからである、「ギャンブルが成立するには、『見解の相違』がなければならない」という名文句がある、それに絡めて極論を言うと、戦争を最もシンプルに定義づけるとすれば、「ある利権における、見解の不一致による武力行使」と言えると思う

  • ころりんぱ さん

    芥川龍之介の桃太郎から始まり、現代の作家さんまでの想像力を駆使したフィクション。もともとありえない話が苦手なわたし、ぶっ飛んだ設定のものは読むのに難儀しました。そんな中で伊藤計劃さんの作品は初めてでもすんなり読めました。他の作品も読んでみたいと思いました。全20巻の道は遠いけど、これで5冊、4分の1までこぎつけました。

  • おたま さん

    「コレクション戦争✖文学」のシリーズの中でも特異な位置をしめているこの『イマジネーションの戦争』。これまでの戦争文学とは一線を画して、SFやファンタジー的な戦争関連の文学作品を集めた短編集。古くは芥川龍之介や宮沢賢治、内田百閧フ幻想文学から、SFの第一世代である安部公房、小松左京、星新一、筒井康隆らを経由し、2000年代に入ってからの伊藤計劃、秋山瑞人、三崎亜紀らの作品まで、実に多彩な19編が収められている。「戦争」というものに対し、体験や見聞からだけではなく、想像力によってその本質に迫る意欲作集。

  • 有理数 さん

    集英社の叢書「戦争と文学」コレクションの第五巻で、SFや幻想文学、フィクションの視点から戦争を描いた作品を集めたアンソロジー。大変素晴らしく、圧倒的に面白いアンソロジーでした。想像力によって構築した物語によって戦争を切り取り、虚構化して初めて描出できる戦争の真実。ありえないものを映し取ることで、「ありえたかもしれないこと」という恐怖や寂寥、ここにはない「未来/過去」を描き、だからこそ平和で、けれど闘争に満ちた「今」があるという地続きの歴史を描くことができるのでしょう。印象に残った短編はコメントで。

  • アーちゃん さん

    図書館本。元々は伊藤計劃さんの短編「The Indifference Engine」をどれで読むかだったのですが、芥川龍之介を始めとする執筆者の顔ぶれが凄い事と、普段読まないタイプの作家さんの短編があるという事でこちらを借りて読みました。既読は筒井康隆さんの「通いの軍隊」のみ。伊藤計劃さんは勿論の事、他どれも粒ぞろいですが、特に星新一さん「白い服の男」、秋山瑞人さん「おれはミサイル」が面白く読めました。クラフト・エヴィング商會の装丁も良く、お薦めの一冊です。

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