もし、シェイクスピアがスター・ウォーズを書いたら まこと新たなる希望なり

河合祥一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062196420
ISBN 10 : 4062196425
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
175p;19

内容詳細

今は昔、内乱の物語。秘密基地より出撃した叛乱軍の宇宙船は、揚々、残虐な銀河帝國に対し、初勝利を収めるに至り、ついに帝國の艦隊は宇宙を彷徨う。戦闘中、叛乱軍の斥候、敵陣へ行き、盗み出した設計図で明らかになる巨大宇宙要塞、デス・スターの全貌。これぞ恐るべき最終兵器。その強力な光線は惑星をも紛砕。レイア姫は、冷酷非道な追っ手を逃れて、今や故郷へとひた急ぐ。なんとかして、設計図を届け、自由な銀河に憧れて、新たなる希望を実現しようとして。我らが芝居は遙か昔、未来ではなし、遠き不幸な銀河に起こりし話。

【著者紹介】
ジョージ・ルーカス : 映画プロデューサー、監督、脚本家。『スター・ウォーズ』サーガの生みの親。米カリフォルニア州在住

ウィリアム・シェイクスピア : 1564‐1616年。詩人、劇作家。英語文学史上最高の物書きの一人として称えられている

河合祥一郎 : 現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はイギリス演劇・表象文化論。著書に『ハムレットは太っていた!』(白水社、第23回サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 九月猫 さん

    シェイクスピアもスター・ウォーズも好きだけど「もし、シェイクスピアがスター・ウォーズを書いたら」どうなるか、想像もつかなかった。そうか、こうなるのかー。タイトルと表紙でもわかるように真面目に笑えます。真面目であればあるだけ笑えるパターン。訳者あとがきで大爆笑と紹介されていたルークがストームトルーパーのヘルメットを手に「ああ、哀れストームトルーパーよ」と嘆く場面は挿絵も合わせて吹き出した。今作はEP4。12月にEP5「帝国、逆襲す」、来春にEP6「ジェダイ、帰還せり」が刊行される予定とか。楽しみです。

  • Saku さん

    スターウォーズエピソード4をシェイクスピアが書いていたらという設定で舞台台本化。著者からも訳者からもスターウォーズ愛が感じられノリノリなのが良い。シェイクスピアを読んでいればもっと楽しめたのだろうと思うけれど、読んでなくても注があるので十分に面白い。 R2−D2のセリフが舞台劇なので傍伯として書かれていて、それが結構毒舌なのが笑える。

  • テツ さん

    シェイクスピアがスターウォーズの脚本を書いたら……という一冊。スターウォーズの場面がシェイクスピア好きには馴染みのある文体や表現で繰り広げられる。とことんくだらない。でもそのくだらないことを大真面目にやっていることが素晴らしい。掲載されているイラストもいいね。正直言うとスターウォーズ自体はほとんど見たことがないのだけれど、これを読み終えたらとても見たくなった。秋の夜長にはこういう気軽に笑える本がいいですね。面白かったです。

  • きゅー さん

    シェイクスピアが書いた風な戯曲によるスター・ウォーズエピソード4。スター・ウォーズに関する断片的な知識と、シェイクスピア劇に関するうろ覚えの知識で読むと、ちょっと変なシナリオのようにしか読めないのは自分のせい。とてもおもしろい試みだと思うけど、残念ながら日本語にしてしまうと原文の韻文が再現できないのは翻訳の宿命。とても努力されているのが伝わってくるだけにもったいない印象が強く残った。パロディものなので、スター・ウォーズを愛するファン、あるいはシェイクスピア劇の愛読者のいずれかであれば楽しめるかもしれない。

  • atik さん

    『スター・ウォーズ』をエリザベス朝演劇の体裁で再現した脚本。弱強五歩格の韻律、所々で踏まれる韻、散りばめられたシェイクスピア劇の台詞のパロディなど、「ここまでやるか」と思わせる徹底ぶりには思わずにやけてくる。これらの形式のパロディを日本語訳で見事に再現したのは河合祥一郎氏。河合氏はシェイクスピアやルイス・キャロルの翻訳においても、原文の韻律や言葉遊びを日本語で再現するという芸当をやってのけているが、本書においてもその手腕がいかんなく発揮されている。作者と翻訳者の両作品への思い入れが感じられる本だった。

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