河出書房新社編集部

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増補新版 永山則夫 独りで誕まれて来たのでありとある日独りで死んで逝くのだ 文藝別冊

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309978086
ISBN 10 : 4309978088
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
295p;21

内容詳細

死刑執行から15年を過ぎてもなぜ永山則夫は人びとに衝撃を与え続けるのか。永山を多様な視点から捉えた処刑直後の総力特集に森達也、関係者の貴重な証言などを増補した決定版。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiratax さん

    文芸別冊は折を見て増補版が出されるが、永山則夫が出たのは、堀川惠子の為所が大きい。しかし本書に堀川は参加していない。増補された細見和之の論考にある通り、堀川は永山の小説や詩作、散文などを意図的に取り上げていない。むしろ欧米の最新の研究理論を持って永山に対峙するも、司法に黙殺され失意の中で職場を去った精神科医を見つけ出したり、母親との不幸な関係を改めて突き詰めるなど堀川はジャーナリスティックな仕事に手腕を振るったのであって「文学者」としての永山は見ていない。結果だけで裁くシステムへの疑義など重要な提言多し。

  • Trichodesmium さん

    鈴木創士氏の冒頭文で涙出そうになる。死刑執行されるときは全力で抵抗すると言った人の手記は正に全力だった。

  • 咲 さん

    「網走市呼人番外地」本籍地の住所の文字列だけで、詩的だ。遺骨は、遺言により、故郷の海に散骨された。オホーツクの鈍色の暗い海に、バラバラになった彼がいる。いよいよ本当に言葉を失い、漂っている。この本は、本当に、「言葉、言葉、言葉だ」。内部を作るような言葉を、彼は持っていなかった。獲得した最初の言葉は、詩の形をしていた。言葉は辞書から拾ってこれる。しかし、人は、その抽象的な意味を生身の自己に関係づけて具体化しなければならない。網走に行こう。そして、「無知の涙」「なぜか、アバシリ」「捨て子ごっこ」を読むのだ。

  • 狐 さん

    社会的な存在になる、ことの悲劇を追っていたはずなのに、時代を経て、距離感をもって見てしまうと、妙な喜劇性を感じてしまう…

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