河出書房新社編集部

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増補新版 幸田文 生誕110年、いつまでも鮮やかな物書き 文藝別冊

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309978352
ISBN 10 : 4309978355
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;21

内容詳細

生誕110年を迎える文学者の魅力を総特集。ますます輝きをはなつその文学の根源にせまる。随筆アンソロジー、座談会・青木玉×青木奈緒×堀江敏幸、村松友視、梨木香歩、平松洋子ほか。

幸田文アルバム

森まゆみ選
幸田文随筆アンソロジー
雑記(抄)/終焉/このよがくもん/れんず/啐啄/造語家/本/著物/かけら/台所の音/申し子/塔/ちどりがけ/倒木/木のあやしさ/木の実・こども

【座談会】
幸田文・文学の秘密
青木玉×青木奈緒×堀江敏幸

【座談会】
東京ことば
幸田文×石川淳×大野晋×丸谷才一

【対談】
母子問答
幸田文×幸田玉

【対談】
水上勉×村松友視 幸田文の世界

【エッセイ】
安藤鶴夫 ——幸田文という人
森茉莉 ——幸田文氏のこと
遠藤周作 ——幸田さんのこと
川村二郎 ——塔と木
金井美恵子 ——父の娘
川本三郎 ——「頭がケイマトビ」の人
荒川洋治 ——明日の朝のお茶いっぱい
井坂洋子 ——稚気横溢
城殿智行 ——流れるという言葉
水原紫苑 ——幸田文─小説とエッセイの差異
角田光代 ——父というフィルターと彼女の世界
濱田順子 ——記憶の回廊
柴崎友香 ——KIMONO
由利幸子 ——努力の佳人、幸田文

【論考】
室生犀星 ——幸田文の表情
篠田一士 ——解説
蓮實重彦 ——「文学主義」と崩壊
池内紀 ——幸田文と『崩れ』
松枝到 ——時代批判としての手仕事
金井景子 ——伴走者のいる自伝小説----『黒い裾』、『おとうと』そして『北愁』
清水良典 ——未来の名を求めて----純文章としての幸田文
小森陽一 ——ものの葉の創り手
内藤千珠子 ——間の残酷----幸田文『雪もち』
林えり子 ——幸田文の東京っ子ことば

【増補】
【特別インタビュー】
村松友視 ——幸田文ブームの生命力

【書評】
梨木香歩 ——緩急を得た片づけの妙
高樹のぶ子 ——女性作家の誕生
小池昌代 ——木のひと

【インタビュー】
平松洋子 ——いつまでも変わらない人

【鼎談】
角田光代×坂本忠雄×坪内祐三
——幸田文「流れる」の過剰な視線と野生の奔流

主要著作紹介
幸田文略年譜

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山猫 さん

    明治、大正、昭和、平成までの「東京の女」というのは、こんな風だったなと。「皇女」という立場の孤独さ、辛さ、それでいて課せられる荷の重さ、それを一切気取らせずに一見優雅に生きる様を知らぬ人々が勝手に彼女を「文壇の皇女」と称したのであろうが、蓋し名言ではある。 不様な生き方はしない、不様な死に方もしない、それを自然体で貫くこと・人が美しいのだと、体現して見せた稀有な女性である。

  • あ げ こ さん

    その身と心の端正さ、厳しさ、或いは愛らしい茶目っ気、情深い一面を思わせる言葉。記されている言葉を辿ればあの、綺麗で、さっぱりとしていて、パワフルで、逞しく、また慎ましやかでもある佇まいが目に浮かぶ。やはり幸田文が好きであると切に思う。特に面白いのは森茉莉や室生犀星、遠藤周作が語る幸田文像。怖さ…幸田文の作品は馴染みやすい温かさがあるが、その一方で、彼女自身をひどく怖い人物であると感じる瞬間がある。しかし怖さや厳しさはまた、潔さ、小気味よさへとつながるもの。飾らぬ素地の魅力は強く、いつまでも色褪せない。

  • あおい さん

    図書館本。露伴仕込みの確かな生活のあれこれを綴ったものを読みたいと思った

  • すいれん さん

    様々な人の視線が「幸田文」の姿を浮かび上がらせていく。過去の巻末文やインタビューなどパッチワークのようで、隙がない。…全集読まなくても、これ、ぎゅっと濃縮されていて。なんか悔しい(笑)梨木香歩さんの書評があって嬉しかった。

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