1960年代の東京 路面電車が走る水の都の記憶

池田信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620325705
ISBN 10 : 4620325708
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;26

内容詳細

ワシントンハイツ、渋谷川、同潤会アパート、淀橋浄水場、戦災復興マーケット、仁丹塔、お化け煙突…変貌する町と消えゆく風景をつぶさに写し撮った60年代東京の貴重なドキュメント。

目次 : 日本橋、兜町、箱崎町、人形町(中央区1)/ 京橋、銀座(中央区2)/ 築地、明石町、佃島、月島(中央区3)/ 新橋、芝、三田、白金(港区1)/ 赤坂、青山、六本木、麻布(港区2)/ 目黒、品川、大森、田園調布(目黒区、品川区、大田区)/ 三軒茶屋、等々力、和泉(世田谷区、杉並区)/ 渋谷、代々木、表参道、初台、千駄ヶ谷(渋谷区)/ 新宿(新宿区1)/ 飯田橋、神楽坂、早稲田(新宿区2)/ 本郷、小石川、池袋、板橋、王子(文京区、豊島区、板橋区、北区)/ 上野、浅草、千住、柴又(台東区、荒川区、葛飾区)/ 神田(千代田区1)/ 丸の内、日比谷、有楽町、永田町(千代田区2)

【著者紹介】
池田信 : 1911年、東京生まれ。第一東京市立中学校(現在の都立九段高校)卒業。1934年、東京都庁に入る。1969年、東京都多摩教育会館館長などを歴任して退職。日比谷図書館資料課長を務めていた1961年、休日を利用して東京の町並みの写真記録を開始する。1968年、港区の写真2255点をまとめた『みなと写真散歩』を自費出版。1987年6月4日、横浜市金沢区の自宅にて永眠。享年75歳

松山巖 : 1945年東京生まれ。東京藝術大学美術学部建築家卒業。評論家、作家。著書に『乱歩と東京』(ちくま学芸文庫、日本推理作家協会賞)、『うわさの遠近法』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『闇のなかの石』(文藝春秋、伊藤整文学賞)、『群集』(読売新聞社、読売文学賞)など

泉麻人 : 1956年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。コラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ぶんこ さん

    なにげない街角。車と歩行者、川と船。普段は敢えて写真を撮ろうと思わない情景ですが、月日が経ってみると貴重な写真となっていました。電線の地中化と言われてから長いですが、全然達成されていない・・いやいや、この写真集を見ると、かなり進んでいると気づきます。そして川の変遷にも驚かされました。そういえば隅田川にポンポン船が通っていて、洗濯物がはためいていたのを思い出す。船上での生活に憧れてました。都電も懐かしい。自分も今の街角を写したくなってきました。

  • Roko さん

    何故なんだろう、行ったことがない所さえも懐かしい。川の雰囲気も、町並みも、人の姿も、今よりずっと希望に満ちていたあの頃。そんな気持ちになってしまう写真集でした。写真を撮影した池田さんは、とにかく町並みを記録しておこうという気持ちで、写真撮影をしていたような気がします。そういう考え方って、とても大事だと思うんです。町は日々変わっていきます。古い建物は壊され、新しい建物は高く、大きく、空を隠してしまいます。今を後世に残せるのは今生きる人間だけなのだと感じました。

  • わんつーろっく さん

    両親が若かりし頃、目に映っていたであろう景色の数々を眺めながら想像する。川や水路が埋め立てられ、車が頭上を走るようになり、空がどんどん狭くなっていく東京。写真は池田信、日比谷図書館の資料課長として勤務しながら、極端に変貌していく街並みを、腰をかがめることも背伸びすることもなく、立ったままシャッターを切る姿勢を崩していないという。<オリンピックサービス道路・絶対反対>のアジ看板、NHK街頭テレビの名残や多くの都電、庶民の暮らしが愛おしい。

  • ニッキー さん

    先の東京オリンピックの頃は、仙台の中学校に通っていたから、全く当時の東京は知らない。 渋谷駅前や新宿駅周辺は、馴染みがあるので、当時の写真から今との比較が出来る。 あとがきの解説を書かれた松山巌氏の解説が素晴らしい。 街は美しくなったが、人と水は、地下に閉じ込められたのは事実だと考えさせられる。 本人のコメントを知りたいが、氏は的確に代弁しているのだろう。

  • Ohe Hiroyuki さん

    東京を流れる水をテーマに、都内の1960年代の写真を集めた一冊。当時の街の雰囲気を知ることができる。▼目にして思うのは、1960年代の建築物のなかで有名な建物は結構戦前に建てられた建物が多い。戦争を経て、再築されたものも多いと思うが、その様子は現代とはずいぶん異なる様相である。▼復興期という事情も作用したのだとは思うが、ここでいう1960年代の写真はつまるところ、20世紀前半の我が国といってもよいのではないか。▼それにしても川が多い。都内を走る(特に車線の広い)道路の多くは川であったことが伺われる。

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