丸山眞男と戦後日本の国体

池田信夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560096550
ISBN 10 : 4560096554
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;20

内容詳細

われわれは、いつ、どこで、間違えたのか…神話を解体する、真摯な知的営み。

目次 : 明治の国体に抗して/ 自然から作為へ/ 無責任の体系/ 平和憲法という国体/ 知識人の闘い/ 政治からの撤退/ 「原型」から「古層」へ/ まつりごとの構造/ 武士のエートス/ 明治国家の思想/ 明治国家の思想/ 武士としての福沢諭吉/ 失われた主権者/ 永久革命の終わり

【著者紹介】
池田信夫 : 1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この著者は結構経済評論で、リフレ派に対してエキセントリックな言論をされていますが、この丸山眞男についての評論はかなりその著作を読みこんでいることを感じました。丸山教のようにすべてを崇拝するのではなく時代に応じての彼についての批判などもあり読んでいた私にはぴったりするところが多かったように感じました。

  • 軍縮地球市民shinshin さん

    著者はジャーナリスト。丸山真男が好きなようで、結構読み込んでいる。僕は丸山については例の「超国家主義…」など数点の論文を読んだのみだが、結構丸山のことを誤解していたことに気付いた。丸山は戦前陸軍に睨まれていたことから反軍になり、そこからそれらに抵抗した共産主義にも親近感を抱いたのだろう。丸山というと礼賛派が多いが、本書を読んで少し冷静になったほうが良いと思う。安保条約そのものには丸山は言及しておらず、岸内閣の強行採決に反対したというのは知らなかった。

  • Yasuhiko Ito さん

    戦後リベラルの教祖、丸山眞男の著作を通して、丸山の先見性と共に、彼が見誤った時代の流れを追いつつ、戦後日本の国体形成の過程を紐解くといった感じでしょうか。内容的には池田さんの「戦後リベラル終焉」と重複しており、まあ、そちらを読めば十分という気もします。

  • 朝ですよね さん

    戦後日本の国体という表題だが、丸山の指摘する「古層」の強さは戦前以前からのものだ。敗戦にて主権が天皇から国民に移ったものの、強いリーダーを好まない国民が神輿を担ぐ性質は戦前から変わらない。本書は1945年の終戦から1960年の安保闘争ぐらいまでの左派知識人の言説を批判的にまとめたものでもある。丸山眞男自体は共産主義者ではなく、マルクスの弁証法的な革命を支持しただけと感じた。労働者が豊かになり革命が敬遠されるようになったのは、丸山にとっても意外なことだったようだ。

  • bassai718 さん

    ノビーの本なんでどうかなと思ったが期待以上に面白かった。日本の古層である既成事実への屈伏が憲法改正への障害となったという指摘は重要と思う。

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池田信夫

1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長

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