でいごの花の下に 集英社文庫

池永陽

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087464481
ISBN 10 : 4087464482
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
16cm,374p

商品説明

プロのカメラマンだった恋人が、死をほのめかすメモと使いきりカメラを残して姿を消した。
フリーライターの燿子は、彼の故郷・沖縄へと飛ぶ。
青い空と海、太陽と風に包まれて愛した男を追いつづける。出会った人々それぞれの過去や今に触れながら、行方知れずの恋人の秘められた驚愕の真実を知っていく。燿子は失った愛を見つけられるのか。
南の島で奏でられた生命の讃歌、濃密で一途な純愛小説。

内容詳細

プロのカメラマンだった恋人が、死をほのめかすメモと使いきりカメラを残して姿を消した。フリーライターの燿子は、彼の故郷・沖縄へと飛ぶ。青い空と海、太陽と風に包まれて愛した男を追いつづける。出会った人々それぞれの過去や今に触れながら、行方知れずの恋人の秘められた驚愕の真実を知っていく。燿子は失った愛を見つけられるのか。南の島で奏でられた生命の讃歌、濃密で一途な純愛小説。

【著者紹介】
池永陽 : 1950年愛知県豊橋市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍。98年「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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沖縄旅行前だったのでタイトルに惹かれて購...

投稿日:2009/10/16 (金)

沖縄旅行前だったのでタイトルに惹かれて購入しました。沖縄戦で日本の捨て石にされ、米軍のすさまじい攻撃を受けた沖縄。戦争で沖縄が受けた傷を決して忘れてはならない、そう思いました。 その後の旅行で、自然壕では手を合わさせてもらい、米軍上陸となった読谷の静かで美しい海を眺めて涙がとまりませんでした。読んでよかったです。 ただ、主人公の女性があんまり…だったので☆4つです。

にこまい さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • Shinji さん

    池永陽さん、初読みでした。 タイトルとあらすじからくる純愛小説の印象とはかなり違ったものでしたね。燿子が聞かれていたように私が「沖縄の事をどれだけ知っているのか?」と聞かれた場合、沖縄の光の当たる部分の事しか答えられないと思います。本当は陰の部分がとても大きいんですね… 小説としてフィクションなんでしょうけど、当時それだけの辛く哀しい事実はあったと思います。語り継ぐ為にもこういう愛と生命を問う小説は必要ですね。照屋さんやトミさんのおおらかな優しさにに癒されましたが重厚なお話でした。

  • まさきち さん

    沖縄の悲惨な過去、それによって闇を背負わされた人々の苦悩、そしてそこで育った男に心奪われた女の執念と性としての嫌らしさ。色々なエピソードが込められているものの、それらがいまいち上手く噛み合っていなかった印象。でも沖縄で繰り広げられた悲しい物語の一端に触れることができたのは貴重だったと感じられた一冊です。

  • 90ac さん

    物語はただの恋の旅ではなく、沖縄の現在と、過去の沖縄戦の悪しき記憶を織り交ぜ、沖縄戦の犠牲者とも言うべき「アメラジアン」にも焦点を当てる。特に、おじい:照屋の話は「がま」に逃げ込んだ日本兵の傍若無人の振る舞いによってウチナンチューが受けた被害の話として有名である。沖縄の人々が抱える決して消えることのない歴史的な重荷を、ナイチャーへ知らしめる上でもよい作品かもしれない。一つ気になったのはヒロイン耀子は自分の心理状態不安定を理由に中学二年生を誘惑するというキャラはいただけないと思う。作者の意図が分からない。

  • hiromi go! さん

    ものすごく無責任。悪趣味極まりない。最悪の読後感。飽くまで個人的な感想です^ ^

  • choco さん

    ストーリー的にはイマイチだったが沖縄戦の話はどれを読んでも興味深い。残酷極まりない沖縄戦。改めて合掌。

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池永陽

1950年愛知県豊橋市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍。98年「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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