四十七人の刺客 上 角川文庫

池宮彰一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043687039
ISBN 10 : 4043687036
フォーマット
出版社
発行年月
2004年04月
日本
追加情報
:
15cm,323p

内容詳細

赤穂浪士の討入から三百年、忠臣蔵の歴史に聳立する画期的な傑作が誕生した。公儀が赤穂藩に下した理不尽な処断に抗して、大石内蔵助は吉良上野介暗殺という非情のテロを決意する。塩相場の操作で資金を集め、謀略を駆使して吉良の喉元に迫る大石。藩主の実父を護るため、財力を傾け知嚢を絞ってこれを阻もうとする上杉家。武門の意気地にかけて死力を尽くす両者の暗闘は、ついに幕府権力をも脅かす。

【著者紹介】
池宮彰一郎 : 1923年東京都生まれ。静岡県沼津市に育つ。軍隊生活ののち映画の脚本家として独立。92年『四十七人の刺客』で小説家としてデビュー、93年同作品で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 如水 さん

    チョット気になる事が有って再読。みんなが知ってる『忠臣蔵』の定説を覆す一冊です。『我等は吉良上野介を討ち、その“家”を潰す』迄は良く知られてますが、この本には続きがあり、【加担した物の武名と面目を叩き潰す。】…加担した“武名と面目”これは誰の事を指すのか?そして殿中刃傷から始まる陰謀、謀略。これに対して赤穂浪士はどう立ち回るのか?にスポットを当ててます。内蔵助が言う『不当に仕掛けられた戦さ』に対する答え…『冷たい戦さ』が上巻メイン。中々ゾクゾクするやり取りが展開されます。

  • きょちょ さん

    新田次郎賞。 いろいろな「忠臣蔵」を読んだけど、これが一番面白いかも。 大石内蔵助、対する吉良側は色部又四郎、お互い権謀術数の限りを尽くします。 国替で赤穂藩に移るところや、上杉藩再興のために奔走する「外交」も面白い。 主役以外の個性も良く描かれ、いろいろな人間関係が交錯するところも楽しい。 このゴタゴタを解決する一番の方法は、吉良上野介を自害させることだと思いますが、色部さんいかが? 工藤栄一の映画に似ていると思ってたら、作者は映画「十三人の刺客」の脚本を書いてました。 やっぱり・・・。 ★★★★

  • 山下哲実 さん

    大石と色部の頭脳戦が凄まじい!これは大石をボスとしたテロだ!!下巻に突入。

  • 金吾 さん

    情の忠臣蔵と異なり、理の忠臣蔵という感じです。単純な善玉・悪玉ではない部分があり、興味深いものがあります。吉良上野介はまだ影が薄いですので、続きがどうなるか楽しみです。

  • mtngsng さん

    おもしろい!事前に忠臣蔵の基本的な形である大佛さんの『赤穂浪士』を読んだので尚更。起こっている事象は同じなのに、合戦ととらえるだけでこんなに違って見えるとは。なぜ浅野=善、吉良=悪という構図になったのか?なぜ内蔵助は京都で豪遊し、その金はどこから出ているのか?そんな疑問に対して明確な答えが用意されており、驚くと同時に納得してにやにやしちゃいます。結果は決まっていますが、上杉方が本気になってきたので下巻が楽しみ。

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人物・団体紹介

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池宮彰一郎

1923年東京に生まれる。約3年間の陸軍経験をへて、シナリオを三村伸太郎に師事。シナリオの代表作に「十三人の刺客」「雲霧仁左衛門」などがある。’92年初めて執筆した時代小説『四十七人の刺客』で新田次郎文学賞、『島津奔る』で柴田錬三郎賞を受賞。2007年5月6日、83歳で逝去(本データはこの書籍が刊行

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