手から、手へ

池井昌樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087714746
ISBN 10 : 4087714748
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
1冊 20×19cm

内容詳細

一回だけの人生だけど、一回じゃない。

「やさしい子らよ」と「ちちはは」はつながっている。
読後に、今迄に感じたことのない大きな安心が読者を包む。

詩は三好達治賞など数多くの受賞歴に輝く現代詩人の池井昌樹。

ひらがなでうたう詩は命の奥底からの声。写真は植田正治。
戦前戦後を通じて鳥取島根で活躍。「植田調」といわれる作品は植田だけの世界。何気なくて深い。世界で高く評価されている。

ことばと写真の奇跡の出会いで生まれた家族のものがたり。支持され続けてロングセラー。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シブ吉 さん

    何気なく入った「岩手県立美術館」にて、企画展「植田正治のつくりかた」が行われていた。生誕100年を迎えた写真家の撮った作品から伝わる優しさや温もりに魅了され、特に強く印象に残ったのは、娘の綴り方(作文)がヨコに添えられた「家族の写真」だった。名残惜しさで書店に行くと、この写真に池井昌樹さんの「詩」が添えられた本書を発見。ものがたり風に作られた本書を読みながら、詩を見つめ、写真を読み、厳しくも優しいまなざしを感じさせられてしまいました。「どんなにやさしいちちははも・・・」この詩と写真、涙腺がもうダメです。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    親から子へつないでいく〈やさしさのバトン〉。最初に詩があった。文字で読んだのではなく、朗読を聴いたのだという。たまたま居合わせていた編集者の心の中で写真と結び付き、絵本が生まれるきっかけとなった。モノトーンのノスタルジックな家族の写真。平和な曇りのない子供の笑顔と共に詩は静かに語りかける。〈父母は おまえたちとは一緒に行けない どこかへ やがてはかえるのだから〉と。〈やさしさは けっしててばなしてはならぬ 〉と。詩:池井昌樹氏、写真:植田正治氏、企画と構成:山本純司氏。

  • めしいらず さん

    親が子へ伝える人生の真実。”喜怒哀楽”の喜と楽は殆ど無くて、怒と哀で埋め尽くされてしまうこと。どんなに心配でも親は助けてやれない。ただ一つ手渡してやれるのは優しさだけだ。優しく生きる者の道筋は、必ず石ころだらけのでこぼこ道。それでも一人で立って歩まねばならないのだ。しんどくて優しさを捨て去りたい日もあるだろう。頬は痩け、澄んだ瞳が凍る日も。優しさは家族が連綿と受け継いで来た大切な”血まみれのバトン”。辛い時は光の方へ向きなさい。手放しで泣き、笑ったあの子供の頃のように。怯まず、憎まず、悔やまず生きなさい。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    はじめに詩があった。「人生は厳しい」と両親から子どもに伝える言葉。いつまでも一緒にはいられない。父も母もやがては還るのだから。だけど、父と母から手渡された優しさは手放してはいけない。もしも優しさが重たくなったら、苦しくなったら、光の方を向いていよ。一冊の本になるために、言葉は写真と出会う。モノクロの家族の肖像。どこかユーモラスな雰囲気が漂う昭和の風景。昭和から平成へ『家族』の形は変わっていったとしても、優しさのバトンは繋がっていくだろうか。一条の光が導いてくれるだろうか。読み友さんのレビューを拝読し再読。

  • ユーさん さん

    一言一言に深い意味がありますね。短い文章ですが、考える時間は長い。「子の立場として俯瞰する親の姿」と現在「親になって考える親の姿」、じっくりと考えてみたいと思います。

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