空飛ぶタイヤ 下 講談社文庫

池井戸潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764537
ISBN 10 : 4062764539
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
15cm,436p

商品説明

直木賞・吉川英治文学新人賞W候補作。

父から受け継いだ会社、社員、そして家族を守るために命を賭けて闘う
けっして泣き寝入りはしない――

事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない――。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。(解説・大沢在昌)

内容詳細

事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部・法学部法律学科卒。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。コンサルタント業の他、ビジネス書の執筆を手がける。1998年、『果つる底なき』(講談社文庫)で第44回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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おもしろかったです!著者の本は初めて読み...

投稿日:2012/02/08 (水)

おもしろかったです!著者の本は初めて読みました。事故を起こしたトレーラーを整備した運送会社がピンチに立たされるところから始まります。小さな一運送会社の社長が、絶対的な力と信用を持つ大手自動車メーカーと戦うことに。社会の中で、知名度が高い大手企業がいかに力を持っているか、中小企業がいくら戦おうとしても-たとえそれが正しい筋を通し、正しいことを言っているのであっても-一蹴されてしまうという現実が実に歯がゆく感じられました。ここに出てくるような職業とは無縁なのですが、分かりやすくて夢中になれました。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ さん

    池井戸作品に共通する特徴は後半から読む速さが急激にスピードアップすることです。上巻は二日かかったのに下巻は丸一日で読破。それでも今回は紆余曲折、随分気を揉まされましたが。展開も終わり方もだいたい予想はつくけれど、この方の作品はそれがいいというか癖になるような所があります。それにしてもスッキリ大満足。うまくいきすぎな気もするけれど、この感じはどこか西部劇の構成に近いような気がします。さて次は鉄の骨か不祥事あたりを読もうかな。しばらく池井戸さんから離れられなくなりそうです。

  • 遥かなる想い さん

    下巻完了。三菱関係の人は面白くないかもしれませんが、よく書けていると思う。

  • にいにい さん

    一気に読んでしまった。上巻の勢いを最後まで。勧善懲悪は分かっているが、二転三転の捻りがあり、ハラハラ感が心地よい。小学校の展開は中途半端かな。赤松は、最後までカッコ良かった。相沢の魂を込めた書類、警察対応の遅さ、沢田の処遇、重工・銀行の都合が交差する。サラリーマンは、結局責任が負うことしかできなのかな?取引先は、そうゆう担当ばかりだ。信念を押し通すことは、一部の人しか出来ない社会は、嫌だな。池井戸潤さん真骨頂の一冊。面白かった。かつ、少し考えさせられた作品だった。

  • W-G さん

    赤松社長が榎本からもらったデータで、富山ロジスティックに辿り着いたあたりから、オセロの盤面が一気に翻るように、劇的にすべての物事が好転し始める様が良い。出来すぎだけれどアツくなるツボを押さえている。あまり分量がないわりに、ホープ銀行サイドの画策も読んでいて楽しく、前半ほとんど出ていなかった濱中がいいところを持っていく。赤松運送/ホープ自動車/ホープ銀行の三者三様ぶりが如実で、それでいてきちんと収束している。結局、最後まで沢田だけ何の区切りもつかないまま、先の苦労が伺えるというのも良い余韻。

  • ミカママ さん

    一気読みしました。次から次へと起こるアップアンドダウンが激しくて、赤松社長とともにローラーコースターに乗っていたかのよう。そこはもちろん、池井戸さんですもの、最後はきちんと〆てくれましたけどね。途中何度も目頭熱くなりました。大沢在昌さんが解説に書いているように、超ビッグな作家さんになりましたよねぇ。

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人物・団体紹介

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池井戸潤

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、’11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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